台湾のベジ料理(精進料理)が美味しくて、ベジタリアンではないけれど、週1回は食べてるRie(@rieasianlife)です。
今回ご紹介するイベントは、そんなベジタリアン食品がたくさん集まる展示会。
日本でもブッダボウルや菜食料理、精進料理と様々なお肉を使わない料理が流行ってますが、台湾も負けていません!
眼から鱗の美味しい野菜食品が揃っていました!
台湾のベジ(精進料理・ビーガン料理)について
台湾といえば、牛肉麺やルーローファンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、台湾はベジ大国だということをご存知でしょうか?
世界素食人口報告によると、台湾人のベジタリアン人口は300万人を突破し、人口の13%、つまり10人に1人は、一部または完全な菜食主義者。
ビーガンフレンドリーとして、世界各国の菜食主義者から注目されている国なのです。
参考:專新智誌Vol13 逢興生技為素食 集漢方 萃營養-上篇
ちなみに、ベジタリアン&ビーガンの種類としてこんなものがあるみたいです。
- ピュア・ベジタリアン(ビーガン):完全菜食主義
- ラクト・ベジタリアン:野菜、乳製品
- ラクト・オボ・ベジタリアン(奶蛋素者):野菜、乳製品、卵
- ペスコ・ベジタリアン:野菜、乳製品、卵、魚介
- ポーヨー・ベジタリアン:野菜、乳製品、卵、魚介、鶏肉
台湾のレストランメニューを見ると「全素或純素(完全菜食)」、「蛋素(卵なし)」、「奶素(乳製品なし)」、「奶蛋素(乳製品と卵なし)」、「植物五辛素(5種類の植物なし)」と書いてあるお店が多く、これは各ベジタリアンの方に向けた表記で、衛生局により指定されています。
植物五辛素っていうのは、ネギ、ニンニク、ニラ、そば、玉ねぎのこと。
どこであるの?どんなイベント?
今回行ってきたのは、上聯國際展覽っていう会社が主催している「2020台北國際素食養生展」。
2020年8月21日〜24日の4日間、台北101近くの国際展示場「世界貿易中心展覧一館(通称:世貿一館)」で開催されていました。
世界貿易中心展覧一館
台北市信義區信義路五段5號
素食とは、お肉を使わないベジタリアン食品のこと。
台湾は宗教上の理由や多様化した生活様式から、ベジタリアンのかたが非常に多く、ベジオンリーメニューが必ずどこのレストランにもあったり、ベジ専用のレストランも一般的です。
(しかも、台湾のベジはバリエーション豊富ですっごく美味しいですよ!)
こうイベントは、年に何回か様々な業者が開催していて、台湾の国内外からベジタリアン食品が集まります。
こちら入り口。
スマホで申し込みした後に管理画面やメールで送られてくるQRコードを見せれば入場できます。
当日券は150元なんですが、開催前に情報をゲットしていれば、サイトから会員登録し、申し込みで無料入場できます。
上聯國際は、ベジ以外にもペット用品展やママベビー展などなど、様々なイベントを頻繁に開催してるので、会員登録オススメです!
以下、会場の様子をYouTubeVLOGでもアップしてるのでどうぞ♪
会場の様子
それでは、ここから写真たくさんで会場の様子をみていきましょう!
今回の2020台北國際素食養生展は、
- 素食養生展(ベジタリアン食品)
- 茶文化暨陶瓷藝術展(お茶陶器芸術)
- 佛事用品暨雕刻藝品展(仏具用品)
- 健康博覽(健康器具など)
と関連分野一緒に展示会が開催されていました。
素食養生展(ベジタリアン食品展)
入るとすぐにすっごい人!!
商談やレストランなどの業者だけでなく、個人の方々もきています。
台湾の若者でもベジタリアンの子たちは多いのですが、展示会に来ている人の年齢層は比較的高めでした。
まず初めにびっくりした商品は、この「旺意香」ブランドの如意生技食品有限公司のこのブース!
この会社は、大豆から作るベジタリアンミートや台湾人が大好きなご飯のお供ふりかけ「肉鬆」の野菜版(肉入ってないから肉鬆じゃないか)を作っている企業。
キノコや野菜でできているベジ鬆?の試食をさせてもらったんですが「いやこれ肉鬆じゃないの!?」ってくらいもう味は完全なる肉鬆・・・。
もし肉鬆が好きな方がいれば、これなら、お肉は使っていないので、日本に持って帰ることもできます!
台湾国内では大型スーパーや新東陽などが取り扱っているようです。
粉末インスタントのキノコのポタージュなどのスープ系も何社もあります。
この写真のは、台灣京工興業有限公司の「蓮藕杏仁茶(レンコン杏仁茶)」
丸莊醤油は、1909年に創業した雲林にある100年以上続く超老舗のお醤油屋さん。
雲林の西螺にある醤油工場は見学もできますよ。
日本のハウス食品の台湾支社「好侍」もブース出してました!
ハウス食品さんは、おなじみのバーモンドカレー、ジャワカレーや北海道シチューを台湾でも販売してるんですよ!
そうか、ウコンの力もそう言われてみればベジですね!
でも、あれ?ベジカレーって日本でも売ってましたっけ!?
試食を配られてたので、いただきましたが、この味をお肉製品を一切使わずに作ってるとは思えないくらい、普段食べてるカレーでした。
むしろ、普段のより少しだけあっさりめだったので、もしかしたら、こっちの方が好きって方もいるかも。
他にも、ここは台湾の冷やし中華「涼麵」のブース。
麺とベジのタレを売られてました。
こっちはスープとかに使ういろんな種類の乾物のキノコ。
1パックすごい量です笑
台東の農産品もブースを出されてました。
このオレンジ色の野菜はなんだろう・・・?
こちらは「宜糧號」さんのお米やたれなどの農家さんブース。
このブランドのデザイン農家Tシャツは你好我好でも売ってありますね。
その他の展示スペース
ベジ展が一番ブーススペースは広いですが、同時開催で佛事用品暨雕刻藝品展(仏具用品)や茶文化暨陶瓷藝術展(お茶陶器芸術)もあっていたので、こちらもついでに見てきました。
↑の写真は宗教仏具展なので、お寺さんが出してるブース。
こちらはお茶のブース。
南投のお茶も美味しいですよねー!
お茶の個別企業ブースではみんなお茶を試飲しながら世間話してくつろいでました笑
自分の贔屓にしているお茶屋さんを回ったり、ベジブースと比べるとビジネス商談の人とお茶をしばきたい人と比較的ゆっくりした空気が流れていました。
お茶ブースには、茶器の特価販売もありました。
安いかどうかは・・・まぁまぁでした笑
またこんな日本の生活雑貨の出清(工場の棚卸しや企業が倒産したときに行われる安売り)セールも。
どれどれと見てみると・・・。
箱入りの引き出物っぽいお宝がザックザク。
これ絶対高いやつやん!とMARIちゃんとちょっとあさりました笑
食べたもの
イベントといえば、グルメ!
もちろんベジ食品展でもたくさんのその場で食べれるブースが出ていました。
長蛇の列ができていた長春素食の大根餅「蘿蔔糕」と牡蠣オムレツ「蚵仔煎」。
大根餅はもともとベジなので、味の予想はできますが、牡蠣オムレツって牡蠣使えないよね?どうやって再現するんだろう!ワクワクしながら行列に並んで買ってみました。
確か、蘿蔔糕(大根餅)、蚵仔煎(牡蠣オムレツ)各25元。
大根餅は、厚切りで、かつ大根の粗切りが入っていてめちゃウマでした!
牡蠣オムレツは、牡蠣の代わりにキノコと海苔で牡蠣のような食感を再現してあり、味濃いめ。
これはこれでうまい・・・!このホテルのレストランに行ってみたくなりました。
続きまして、同じく並んでいた餃子のブース「卡帛」。
その場で香港式のベジ餃子を包んで、蒸していました。
じゃじゃーん!でっかいし、めっちゃ入ってる!
MARIちゃんと2人でよかった笑
味はあまり濃くなく、ただ左に入れてる辛いソースがめちゃめちゃ辛かったです。
買ってきたもの
さてここからはかってきたものをご紹介。
- 果然好喝 雙果醋 190元
- 海鮮醋 おまけ
フルーツ酢を試飲して美味しかったので、1本購入。
おまけで海鮮酢を付けてくれました。
購入したブランドは穀盛という嘉義縣民雄鄉のお酢やお味噌などを中心に作られている会社さんのブランド「果然好喝」。
- 一來順 招牌醬 200元
- 一來順 拌麵 おまけ
それと、試食して美味しかったのでこの混ぜ麺のタレも購入。
1食分の乾麺はファンページをいいねしたらくれました。
以前、台北の乾麺ブランドのコンセプト店で同じようにベジの混ぜ麺のタレをかったんですが、それが予想以上に美味しくて、同じようなたれにも挑戦してみたかったので見つけて食べ比べて即買い。
お店は、金門の会社「一來順」さん。
今まで全然知らなかったんですが、1976年創業で、ここも歴史が古い老舗でした。
以上、台湾のベジ食品展のご紹介でした!
実はずっと豆腐を干した「豆干」の商品を探していたんですが、いいものが今回見つかりませんでした。不思議。
他にも、いろんなイベント会社さんがやってるので、また行ったらレポートしますねー!
是非台湾に旅行に来た際は、ベジ食品気にしてみてみてください。
「素」と書いてあるレストランやメニューはベジです。
美味しいし、みためお肉なのに、お肉を使ってないってびっくりしますよ♪
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