ふらりと散歩に出かけるのが趣味の台湾在住ブロガーRie(@rieasianlife)です。
今回もふらりと出かけた中壢で通りかかった時に「気になるレーダー」が反応したお菓子屋さんをご紹介。
もう一軒別の中壢で見つけたピーナッツ専門店もどうぞ。
お店の場所は?外観は?
場所は、中壢駅から徒歩10分ほどの商店街の中。
中壢教会の先にあります。
外観はこちら。
教会側から歩いていくと右手に現れます。
お店自体は大きくはないですが、ガラス張りの店内からは伝統的な空気が漂ってます。
店内の様子
お店に入ると目の前にこの親指を立てたマークが笑
このマークは商品パッケージにも印刷されていて、このお店のロゴみたいです。
なんでこれ選んだんだ・・・めっちゃくちゃ台湾ぽいw
このロゴに青字で書いてある「范」がオーナーです。
1929年(昭和4年)の日本統治時代にできた「新珍香餅鋪」。
後から調べて知ったんですが、刀鍛冶、牛肉麺、花生酥糖(ピーナッツ菓子)が中壢3宝(中壢三寶)と呼ばれており、その1つ花生酥糖がこのお店のようです!
お店を開いた范清漢さんは、新竹の新埔出身で、田舎での生活は苦しく、竹編み職人だった父の跡を継ぐのを諦め、中壢の仁海宮の近くでケーキやピーナッツ菓子を学んだそうです。
中壢第一市場で防腐剤を使わず、ピーナッツと麦芽糖だけを使い、特製のピーナッツ菓子を作って売っていたそうです。
結婚して奧さんと一緒に器械を使わず、手作りでピーナッツ菓子作りを続け、1951年(民国40年)やっと今の場所の土地を買いお店を構えたそうです。
店内には、ずっと使われている古い道具がいっぱいショーケースに並んでいます。
ピーナッツは今でも石臼のような手作業の道具ですりつぶして作られているようです・・・!
これはお菓子の木型。
和菓子と同じようにこれにお砂糖やお餅などを押し付けて形を作ります。
左上の亀の形のものは、お祝い事やお正月などの時に食べる紅龜糕(紅龜粿)の型かな?
左下のはダブルハピネスなので、結婚式のやつですね^^
そして、ふと上を見上げると日本語の感謝状が・・・・!
調べてみると、1968年(昭和43年)に6月6日〜17日まで札幌で行われた第17回の全国菓子大博覧会に参加され、展示出品30,560点の中から名誉総裁「高松宮宣仁親王殿下」から感謝状を受賞されていたそうです。
当時の様子は全国菓子工業組合連合会(全菓連)のサイトにありました!
ちなみに、昭和43年は初めてレトルトカレーが販売開始された年、歴史を感じるー!
冷蔵庫の商品棚の様子。
今はピーナッツ菓子以外にもたくさんの商品が売られています。
常温の商品棚エリア(ガラス張りの裏側)。
店内の写真を撮ってもいいと許可頂いたので、バシバシ写真とちゃいました笑
花生酥糖(ピーナッツ菓子)はこんなやつ!
原味花生酥糖 140元
ジャラーン!買いました♪
(嬉しくて高く掲げるお菓子笑)
青とピンクと白のシマシマパッケージもレトロで可愛い♡
美味しくても一気に1袋食べれないので、口はジップロックになっていて、湿気対策もしてあって嬉しい!
中には300g前後のピーナッツ菓子が入っています。
パッケージの裏には日本語で商品紹介もしてありますよ。
言い回しが昔の日本ぽいから、さらに歴史を感じる・・・!
一つ一つのサイズはだいたい親指よりもひとまわり小さいくらい。
食べてみると、サックサクカリッカリのピーナッツ菓子で、麦芽糖を入れてあるのでキャンディと翻訳してあることもあるんですが、キャンディにしては歯に全くくっつかなくて食べやすい!
あまーくて、懐かしい幸せなおばあちゃんの味がします。
他にも「のり」「生姜」「杏仁」「緑茶」「黒ごま」などがあり全て同じ値段でした。
花生脆糖 20元
小売りしてあった、はし切れ?のキャラメルピーナッツ(?)も買ってみました。
こちらも麦芽糖とピーナッツを混ぜたお菓子だと思うんですが、こっちは麦芽糖が多めなので、硬いタイプ。
これはこれですっごく甘くて美味しかったです♡♡♡
1週間経ってもまだまだ食べきれないので、ピーナッツ菓子残ってますが、なくなったらまた買いに行こうと思いますー!
(ちなみに、防腐剤不使用なので、賞味期限は90日です)
新珍香餅行へのアクセスと詳細
新珍香餅行(HP)
時間 10:00〜21:30
電話 03 422 2653
住所 桃園市中壢區中平路146號