台湾が好きすぎて移住しちゃった台湾大好きブロガーRie(@rieasianlife)です。
今回は、2020年8月、桃園の「大溪老街」に新しく日本語ガイドが開始されたとお知らせをいただき、お披露目体験に参加してきたので、イベントレポートです!
*本ページにはプロモーション内容が含まれています。
桃園「大溪老街」について
桃園にある大溪老街は、桃園で最も早く発展をした場所。
淡水河の終着地点であり、当時、大溪ー龍潭ー大稻埕(迪化街)へと船を使い、樟脳や木材、台湾茶などを中心に様々なものが輸出されていました。
日本大正時代に流行だったバロック形式の建物が今も残っており、台北の卸問屋の並ぶ迪化街と同じ古い街「老街(オールドストリート)」ですが、保存状態が非常に良く、迪化街よりも完璧な形で当時の様子を感じることができます。
現在では、豆腐を乾燥させた「豆干」や「豆花」、「ヒノキ」、「独楽(こま)」で有名な街になっています。
大溪老街について詳しくはこちら
大溪老街
住所 桃園市大溪區和平路、中山路
交通 台北駅からタクシーで1時間 or MRT中壢駅からタクシーで40分
お披露目イベントの様子
今回イベントを主催しているのは「桃園市政府觀光旅遊局」さん。
日本語ガイドは、桃園市政府が観光強化のために始まった試み。
一般市民からガイドを募り200名以上が応募、そこからテストを突破した51名が7月に訓練を終え、今回正式に日本語ガイドサービスとしてスタートするというもの。
会場は100年以上の歴史を持つ古民家を改装した「蘭室」。
ここは今後、大溪日本語旅遊服務站(大溪日本語観光セービスステーション)となる予定とのこと。
現在「大溪300日本語旅遊專案」として、先着400名の日本観光客向けに600元のガイドが300元で受けれる特別プランを用意しているそうです。(水曜〜日曜の1日3回、所要時間2時間半、10名以上の場合、時間調整可能)
詳しくは 日本語専用の情報共有Facebook(メッセンジャー)、専用電話番号(02-2708-1000)、メール窓口(dobomdcu@gmail.com)へ。
開催を待っているとなにやらニンニクの良い香りが〜クンクン
お皿に山盛りの豆干がやってきました笑
そう、大溪は豆干が有名な街。
お披露目会でも名物の豆干がテーブルに並びます。
台湾在住の日本人の方々も会場に到着し、いよいよお披露目会スタートしました!
まずは、桃園觀光旅遊局局長の楊勝評さんの挨拶。
何度も民衆や委員会の方々の話を聞いて(毎日、要望の電話がかかってきたとのこと笑)この計画を準備していたそうです。
続きまして、静岡県台湾事務所の宮崎悌三所長。
てっきり台湾人かと思うほど流暢な中国語で挨拶され驚きました。
最後に、今回の試験に合格し、第1期日本語ガイドになるみなさんのお披露目。
この後、このガイドの方々により実際に街中散策がはじまります。
また、今回のお披露目会でお土産もいただきました♪
提供は大溪の「永崎手工烘焙坊(桃園縣大溪鎮中華路74號)」さんのもの。
このお花の形のパンが、バロック様式の大溪老街の飾りのようですごく素敵でした!
バターが効いていて、美味しかったです♪
日本語ガイドさんによる説明開始!
まずは、日本語世代の最年長ガイドさんの蘭室(桃園市大溪區中山路13號)案内からスタート!
1918年(100年以上前!)に建てられたこの蘭室は、当時、科挙試験に受かるほど学のあった呂鷹揚さんの個人宅で、現在は台湾風の茶室としても解放されている建物。
自分の子供達に学ばせるために、室内から外観までたくさんの動物を忍ばせており、非常に美しい装飾がいたるところにありました。
何よりこれは一部修復はされていますが、ほとんど元のまま保存されているということ!
一見の価値ありな歴史建造物の一つです。
木工細工が有名な大溪の名物「陀螺(こま)」。
大溪を研究している達文西瓜館の黄さんの独楽披露と獅子舞の踊りでイベントも盛り上がってきました!
その後みんなで歩いて移動しながら、今後公開予定の大豪邸の解説やレリーフの解説へ進みます。
通りを出た十字路で、最年少のガイドさんの説明。
この井戸は100年以上昔の井戸「大溪百年古井(桃園市大溪區中山路47號)」で、今でも水が出てきました!(今は飲み水としては使えません)
屋根に掘られている「飲水思源」の文字の意味を可愛く楽しく解説してくれました。
中正公園へ歩いて行くとこの眺めの良い高台の解説。
蒋介石夫婦が台湾に来て初日に宿泊したといわれる別荘がある場所で、ご婦人がこの眺めを見て、故郷の中国に思いを馳せたとか。
また、この眺めの向こうにある川は以前、雨が降ると氾濫していたのを、八田與一技師が川の流れをS字に変えてダムを作ったことで落ち着いたらしい。
ここにも日本人の面影が残っていました!
続きまして、個人的には一番楽しみにしていた「武徳殿(桃園市大溪區普濟路33-3號)」の解説。
武徳殿は、日本時代に警察の訓練所として建てられたもの。
日本が撤退した後、中華民国軍がそのまま活用し、同様に武術の稽古をしたり、宿舎などにされていたようです。
続いて武徳殿の隣にあったこの「四連棟(桃園市大溪區普濟路23號)」は、日本統治時代の長屋敷で、当時は警察官やその家族が住んでいた官舎だそうです。
壁が薄く、端の家で喧嘩すると、逆端の家まで声が聞こえていたそう笑
現在は展示スペースとなっていて、綺麗なトイレがあるので、ここを利用すると良いとのことでした。
大溪は、木工業でも有名な街。
当時、職人たちは使用した木材のあまりで子供のおもちゃを作っていたそうです。
四連棟の目の前にある「藝師館(桃園市大溪區普濟路52號)」では、当時のおもちゃや道具がたくさん展示されていました。
最後は名物の豆干と豆花を食べて終了!
大溪の豆干を初めて食べたのですが、今まで食べたどの豆干よりもでかい!!
4種類の豆干が滷味(台湾の煮物)にされていて、食感が全部違くて美味しかったです。
参加した感想
もともと行きたいとは思っていたのですが、イベントにお誘いいただき、初めて大溪老街へ行きました。
行った感想は、もっと早くいっておけばよかった!そして1日じゃ足りない!
ブログを書きながら、いろんな資料を集めたり、ガイド中に撮っていた動画を見直したりしながら、情報を整理すればするほど、面白い物がたくさんあることに気づきました。
歴史を調べるって大体中国語の資料を読みあさって解釈していくことが多いので、今回のような日本語でのガイドはより理解しやすく効率が良いと思いす。
何より、ガイドの皆さん最初なので、緊張されていたと思いますが、日本語が流暢で、聞きやすかったです!
それに、ガイドさんに質問すると関連する項目をたくさん教えてくれるので、思いも寄らない興味が湧く内容もヒョイっと現れて、好奇心が爆発でした笑
台北からも日帰りで行けます!(九份と同じくらいの距離)
初めての方は、定期的に日本語ガイドが開催されているので、まずは参加してみて、終わった後、自分でさらに深掘りするのがお勧めです♪
現在「大溪300日本語旅遊專案」として、先着400名の日本観光客向けに600元のガイドが300元で受けれる特別プランを用意しているそうです。(水曜〜日曜の1日3回、所要時間2時間半、10名以上の場合、時間調整可能)
詳しくは 日本語専用の情報共有Facebook(メッセンジャー)、専用電話番号(02-2708-1000)、メール窓口(dobomdcu@gmail.com)へ。
当日の様子はVLOG動画でも紹介してますー。