博物館巡りが好きなブロガーRie(@rieasianlife)です。
今回はちょっと変わった台北にある紙の博物館「樹火紀念紙博物館」をご紹介。
小さな博物館ですが、台湾の紙の歴史を学べる面白い博物館でした。
どこにあるの?外観は?
場所は、松江南京から松江路を南下し、長安東路二段の大きな交差点を左に曲がった場所。
駅からだいたい徒歩5分くらいのこの黄緑色の看板の縦長い建物です。
樹火紀念紙博物館について
樹火とは、南投埔里の会社「長春棉紙關係企業(長瑩國際股份有限公司)」の創設者「陳樹火」さんからきています。
長春棉紙關係企業は、陳樹火さんが民国48年(1959年)にできた手作りの紙の生産と改良研究をう紙工場から始まりました。
1973年に「長瑩國際股份有限公司」という名前で会社として成立したすごく歴史のある紙の老舗です。
1990年10月2日、陳さん夫妻が広州白雲空港での飛行機事故により亡くなりました。
この博物館は、台湾の紙文化や特色を紹介する博物館の設立を願っていた陳さんの思いを実現しようと財団法人長春棉紙基金会(現:財団法人樹火記念紙文化基金会)が1995年10月につくった博物館です。
見学しましょう!
見学ルールと規則がレジに貼ってありました。
- 館内は基本撮影禁止ですが、1階工房、2階、4階は撮影OKです。
- お土産や入場料でクレカ使えます。
- 買い物袋の提供はありません。必要な場合は有料となります。
入場料100元を払って、この見学用のシールを胸につけて、見学開始です!
荷物が多い場合は、レジの前の扉付きの棚に置かせてもらえるので、店員さんに言ってみてください。
その他、費用はこちら
- 一般參觀(見学)100元
- 個人票(見学+紙すき体験)180元
- 親子套票(大人&子供2人で見学+紙すき体験)300元
2歳以下の子供は無料です。
また、毎週土曜日14時から無料館内ガイドがあるようです。
1階:売店、小型紙造り工坊
一階は受付と売店、奥に紙の工房があります。
この写真は上からみた写真なのですが、一階の段上がりの位置からも見学することができます。
2階の工房上部分に紙を作る流れが文章とイラストで説明されています。
全て中国語ですが、読めると面白いですよ!
2階:樹火特展區
2階は展示エリア。
年間に3〜4の紙を使った作品を展示しているようです。
今回展示されていたこの作品が特に面白かったのでご紹介。
2階の真ん中に現れる真っ白な紙の空間は、博物館の館長である陳瑞惠さんの「行山 The Mountian Follows」という作品。
白い紙が一本一本細く切られて天井からたくさん吊るされていて、中に入ると迷路のような道が出てきます。
真っ白なその空間に植物が吊り下げられており、なんだか不思議な空間に迷い込んだようなそんな気持ちになります。
3階:常設展
3階は撮影禁止エリアなので写真は撮れなかったのですが、紙についての資料がたくさん展示してあります。
喇叭紙、吸油面紙、火鍋紙、竹炭紙、撈魚紙など様々な紙の説明の他、実際に紙の違いを触って確かめるところもあり、楽しかったです。
よくお参りの時に燃やされている分厚めの黄色い紙「紙錢」は竹でできてたのを初めて知りました。面白い!
ネットで資料を探していたら、竹紙の作り方を開設してるブログがあったので、貼り付けておきます(中国語)
4階:紙造り体験区
屋上のある4階は、紙造りができる工房。
紙造り体験は定期的にやられていて、もしやりたい場合は、予約しなくてもこの時間に行けば申し込んでやることができます。
月曜〜土曜の10:00、11:00、14:00、15:00
団体様や予約をしたい時はこちらから
この日も楽しそうに親子で紙造り体験をされていました。
また他にも定期的に美術体験教室をされているみたいなので、詳しくは博物館のサイトをチェックしてくださいね。
屋上は外に出れる場所もあり、こんなすごい台湾な風景を見ることができます。
古いレンガ?石?の壁にも紙造りの行程を書いたイラストがあったりしました。
他にも2種類見つけました。
また、なんだか不思議な空間があったので、こちらにも入ってみました。
何もこの時はやってませんでしたし「請脫鞋」と書いてあったので、きっと入っても問題なさそうです。
中はこんな感じで竹で編まれたドームのような部屋になっていました。
後から調べてみたんですが、ここはイベントスペース。
音楽界や討論会、様々な授業などをされているようです。
たくさん丸いこれも竹で編まれたライトが浮いている素敵な空間でした。
レンタルスペースになっているようで、1時間2000元〜3000元で借りることもできそです。
お土産買いました
売店では、紙で作られた様々なお土産が販売されています。
その中でも私が特に素敵だと思ったものがこちら!
台湾のお寺やお家の門に飾られている「門籤(メンチェン)」というもの。
- 小さいもの:45元
- 大きいもの:60元
本当は直接扉の上の方に一列に並べるのが正しいやり方なのですが、雨風に晒されてすぐに破れてしまうのがもったいないので、IKEAで買ってきた額に飾って壁に飾ることにしました。
他にも紙すきのグッヅやノートや春聯などが売られていましたよ。
インターネットサイトでも買うことができます。(ネットの方が種類が多いかも)
紙好き、台湾好きにはたまらない施設でした♪
樹火紀念紙博物館へのアクセスと詳細
樹火紀念紙博物館(HP、Facebook、Instagram)
時間 9:30〜16:30(日曜休み、祝日も休みになる可能性あり)
電話 02 2507 5535
住所 台北市中山區長安東路二段68號
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