フルーツやドライ漢方などを使った台湾の伝統スイーツが大好きな甘党ブロガーRie(@rieasianlife)です。
今回は、台湾旅行に来たことがある方なら一度はいったことがあるのでは!というくらい有名な、台北西門町の台湾かき氷の名店「幸春三兄妹」さんからお誘いいただき取材してきました!
有名なお店ですが、新しい発見もたくさんありましたよ!
*本ページにはプロモーション内容が含まれています。
お店はどこにあるの?
幸春三兄妹さんといえば、西門町のグルメエリア(目玉焼き魯肉飯の天天利あたり)を想像してる方が多いのではないでしょうか?
なんと2年前に、同じ西門町の十字路になっているセブンの隣にあるスタバの通りから入った場所に移転されてました!
(コロナで台湾に来れていない皆様、記憶を更新してくださいね!)
路地を入ると、元々の雰囲気そのままに黄色い看板で営業されていましたよ。
今回行ったのは、西門町の本店ですが、台北には他に2店舗あります。
三兄妹雪花冰(臨江店)02-27030018 台北市大安區臨江街17號
三兄妹雪花冰(士林店)02-28835166 台北市士林區基河路120號
幸春三兄妹の創業は1999年。
当時、先駆者とまではいかないですが、比較的早期にミルクかき氷の雪花冰を販売開始したお店です。
ちなみに、三兄妹という名前ですが、実は五人兄弟らしいです。
今は兄弟全員で経営にたづさわられていますが、最初に始めたのは、三兄妹だったらしいです。へぇー!
ところで、どうしてこのお店がこんなに有名になったのかご存知でしょうか?
お店の大きな看板には、英語のほかに「日本語」「韓国語」が中国語と並んで記載されています。
それもそのはず、ここのお客さんはコロナ前は8割が日本人か韓国人が大半を占める観光客。
コロナの影響でかなりお客さんは減ってしまいましたが、まだしっかりと観光客の方々が台湾に来れる日まで守り続けています!
どうしてこんなに日本人が多いのか聞いてみたところ、オーナーさんが教えてくれました。
かなり前のまだ知名度もなかったある日、日本人男性の方がマンゴーかき氷を食べたいとお店に来られたそうです。
すごく美味しそうに食べるその日本人のおじさん。
「こんなに美味しそうに食べてくれる、しかも海を越えて日本からやってきてくれたから何か贈り物をしたい」と数個のマンゴーをそのままプレゼントしたそうです。
おじさんは、嬉しそうに受け取りその日はそのまま帰られました。
数日後、日本で販売されていた台湾観光本にかき氷のおすすめ店としてお店が紹介されていることを発見。
実は、このおじさんは某大きな旅行会社の社長さんだったらしく、大層気に入ったこのお店のかき氷を観光本に大おすすめ!として掲載してくれたそう。
それから徐々に知名度が上がっていき、現在では西門町でかき氷といえばここ!という地位を確立したそうです。
コロナになってしまい、なかなか旅行者は行き来できない状況になってしまっていますが、2年前まではおじさんは毎年頻繁に食べにいらっしゃってるそうですよ。
どんなお店?
幸春三兄妹にきたことがある方は知ってるかとは思いますが、このお店が有名なのはこの壁のサイン!!
この壁は引越しの際に持って来れなかったので、新しくしたもの。
まだこちらへ引っ越してきて2年らしいんですが、既に壁一面にすごい数のサインが並んでいました。
このサインは、もちろん有名人もいますが、それだけでなく、お店にきたお客さんが書いたもの。
この可愛い猫と地球のサイン誰のサインかわかりますか?
近くに名前を書いてないので、お店の人に聞いた人しか誰が書いたかわからないかも?
なんと・・・↓
台湾で有名な日本人YouTuber三原さん!
元々事務所が西門町にあったこともあり、初期の頃は西門町で撮影をされてましたよね?
その時に、この幸春三兄妹のタピオカミルクティー(珍珠奶茶)が好きだったらしく、週1回のペースで通われていり、撮影の場所として使われていたとか。
ファンの方ならもしかしたら幸春三兄妹の背景の映像を見たことがあるかもしれません。
名前のサインと猫のイラストは別のところにあります、探してみてね♡
他にも、こちらはBTSのメンバー!!
BTSファンの友達に聞いてみたんですが、かなり若いとのことで、まさかの掘り出し物写真です。
他にも何枚も写真があったので、もしかしたら、推しが来てる可能性もありますよ!
かき氷メニュー
もちろん日本人や韓国人に人気なのがフルーツがいっぱい入ったNo. 1〜3!
学生に人気なのがNo. 10〜15、お年寄りに人気なのがNo. 18やNo. 30だそうです!
私たちが行った時は、子供連れの団体さんがいたんですが、No. 7も豪華で人気そうでした。
かき氷の人気2つ!
今回、日本人に人気な2種類のフルーツかき氷をご馳走いただきました!
- 芒果牛奶雪花冰+冰淇淋 180元
台湾といえばマンゴー!!!!
ということで「マンゴー+アイスクリーム+ミルクかき氷」。
ふわふわの氷の上に、マンゴーのがゴロゴロと載っていて、アイスもマンゴーアイスが載っています。
マンゴーは夏のフルーツ、冬に食べるマンゴーは夏に処理された冷凍マンゴーです。
もちろん旬に食べるのが一番美味しいですが、せっかく旅行で台湾にきた日本人の方々がマンゴーが食べたいのに食べれないなんて悲しすぎる!と工夫を重ねてできるだけ新鮮な状態を保てるように冷凍保存されたマンゴーを使用されています。
今回はミルクかき氷を食べたんですが、他にもマンゴーの果肉を入れたマンゴーかき氷やチョコレートかき氷、ライチかき氷などもあります。
専門の氷工場を持たれているらしく、そこで安定的に供給することを実現しているそう。
- 白果山豪華雪花冰 220元
もう一ついただいたのは、フルーツたっぷりのミルクかき氷。
マンゴー、苺、キウイがミルクかき氷の上に氷が見えないくらい乗せられ、さらにバニラアイスがのっています。
苺は今が旬なので、やっぱり一番食感もよく美味しかった!
「氷には良い悪いっていうのがあるんだよ」と美味しい秘訣も少し教えてもらいました。
なんでも、氷を作る際に、原価を安くするために水が多すぎるとこんなにふわふわ食感にはならないし、混ぜて氷を作るときも数回に分けて混ぜるなど試行錯誤の結果この氷が出来上がってるそうです。
「甘いけど食べた後に口の中に甘さが残らないのが、うちの氷なんだよ」と言われていました。
原価をケチって、添加物をたくさん入れてるところは甘さが口の中に溜まるような感じになるそうです。
へぇー!ちょっと今度別のお店と食べ比べをしてみようと思いました。
冬限定!あったかスイーツもおすすめ!
- 【冬限定】養生湯(養生スープ) 130元
このスープめちゃめちゃ美味しかった!!!!
中に入っている具材は「リュウガン(桂圓)、ナツメ(紅棗)、白キクラゲ(白木耳)、蓮の実(蓮子)、クコの実(枸杞)、お団子(湯圓)」の6種類。
どれも体にいいと有名な漢方薬としても使われる具材です。
優しい甘さの黒糖スープに入っていて飲むとほっこり、食べると大満足の具沢山スープです。
夏は食べれないなんてすごく残念!
他にもピーナッツスープ(花生湯)やぜんざい(紅豆湯)などももちろんありますよ。
あったかいスープは冬限定らしいので、冬にいらっしゃった際は、是非!!
新商品!お持ち帰り用カップアイス!
なんと、お店の新商品のカップアイスまで「是非日本の方に紹介して!」とお土産でいただいちゃいました♡♡♡♡
カップアイスは全部で9種類あります。
全て食べ比べをしたので、特に美味しかったフレーバーや食感などをご紹介していきます♪
こちらは左から「抹茶」「タロイモ(芋頭)」「クランベリー(蔓越莓)」「マンゴー(芒果)」。
抹茶はほんのり抹茶の味が後からくるタイプで、甘さ控えめ!
タロイモは、タロイモ特有の持ったりした芋感がしっかり出てる感じでした。
フルーツを使ったクランベリーとマンゴーは、他のものと比べてジェラートっぽい食感。
クランベリーはすごい酸っぱいかと思いきや、酸味は強すぎず、あっさりした味でした。
特にマンゴーは、さすがマンゴーかき氷の有名店!
繊維もしっかり残っているほど、生のマンゴーを使って作ってあります。
この4つの中ではマンゴーがやっぱり一番美味しかったです。
こちらは、左から「黒ごま(黑芝麻)」「チョコレート(巧克力)」「タピオカミルクティー(珍珠奶茶)」「ニワトコ(接骨木:せっこつぼく)」。
黒ごまとチョコレートはかなりの濃厚系フレーバー!
特に甘すぎないけどビターすぎもしないチョコレートの旨味がすごかったです(個人的にはこれかなり好き)
また、タピオカミルクティーにはタピオカの粒が入っていて、まさにタピオカミルクティー!
ベースは、シャリっとしたジェラートよりも少しだけ硬いくらいのミルクティーアイスでした。
また、気になった方も多いかと思うのが「ニワトコ(接骨木:せっこつぼく)」。
接骨木は台湾ではたまに見かける薬用植物フレーバーで、甘味と酸味があり、あっさりとした不思議な味がします。
もし台北以外の台湾内に住まれてる方やお店が遠いって方は、台湾セブンで宅配販売もされています。
幸春三兄妹(西門町總店)へのアクセスと詳細
幸春三兄妹 西門町總店(Facebook、HP)
時間 10:00〜23:00
電話 02 2381 2650
住所 台北市萬華區中華路一段114巷18號