台北に住んでもうすぐ5年の台湾ブロガーRie(@rieasianlife)です。
台北ではゴミの出し方や分別が場所によって異なります。
今回は、実体験から感じたそんな台北のゴミ事情についてご紹介したいと思います。
台北でのゴミの出し方は、2タイプ
台湾のゴミの出し方は、大きく分けて2つのタイプがあります。
- ゴミ収集車を追っかける
- マンションやアパートのゴミ集客場へ持っていく
比較的家賃が安めの雅房(トイレお風呂が共同利用)や管理人がいないアパートなんかはゴミ収集車を追いかけないといけないところが多いです。
管理人さんやお掃除の方がいらっしゃるようなマンションでは、24時間いつでもマンション所有のごみ収集場に捨てればOKなところが多いです。
もちろんゴミ収集車を追いかけるのは台湾ぽくてやってみたいんですが、ゴミを捨てれる時間が決まっているので、会社員など通勤時間がある方はゴミが出せないことが多い。
そのため、家を選ぶ基準としてゴミ収集車を追わなくても良い家を借りるようにしてます。
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ちなみに、私的なゴミを公園など公共の場所に捨てるのは「國家公園法」と「 廢棄物清理法」により違法です。
第 13 條 國家公園區域內禁止左列行為:
一、焚燬草木或引火整地。
二、狩獵動物或捕捉魚類。
三、污染水質或空氣。
四、採折花木。
五、於樹木、岩石及標示牌加刻文字或圖形。
六、任意拋棄果皮、紙屑或其他污物。
七、將車輛開進規定以外之地區。
八、其他經國家公園主管機關禁止之行為。第 26 條 違反第十三條第四款至第八款、第十四條第一項第五款、第七款、第八款、第十款或第十九條規定之一者,處一千元以下罰鍰。
引用:國家公園法
第 27 條 在指定清除地區內嚴禁有下列行為:
一、隨地吐痰、檳榔汁、檳榔渣,拋棄紙屑、煙蒂、口香糖、瓜果或其皮、核、汁、渣或其他一般廢棄物。
二、污染地面、池溏、水溝、牆壁、樑柱、電桿、樹木、道路、橋樑或其他土地定著物。
三、於路旁、屋外或屋頂曝晒、堆置有礙衛生整潔之物。
四、自廢棄物清除、處理及貯存工具、設備或處所中搜揀經廢棄之物。但搜揀依第五條第六項所定回收項目之一般廢棄物,不在此限。
五、拋置熱灰燼、危險化學物品或爆炸性物品於廢棄物貯存設備。
六、棄置動物屍體於廢棄物貯存設備以外處所。
七、隨地便溺。
八、於水溝棄置雜物。
九、飼養禽、畜有礙附近環境衛生。
十、張貼或噴漆廣告污染定著物。
十一、其他經主管機關公告之污染環境行為。第 50 條 有下列情形之一者,處新臺幣一千二百元以上六千元以下罰鍰。經限期改善,屆期仍未完成改善者,按日連續處罰:
一、不依第十一條第一款至第七款規定清除一般廢棄物。
二、違反第十二條之規定。
三、為第二十七條各款行為之一。引用:廢棄物清理法
見つかるとご注意と最低でも1,000元以上、最高6,000元の罰金を課せられる可能性があります。
台北市内のマンションの分別がかなり細かかった!
実際に私が住んでいたマンションでのゴミの分別をご紹介します。
かなり細かくて、本当に面倒だった(こらこら)
一般垃圾(一般ごみ)
使い終わったティッシュとか、細かいクズ類はこちらへ。
写真の左側に書いてあるのは以下。
容器若有剩菜飯、廚餘、湯汁等,請塑膠袋裝起,放入冰箱冷凍庫,勿直接丟入桶內,謝謝合作!
容器の中におかずやご飯、食べ残し、スープや汁等が入っている場合、プラスティックの袋に入れて、冷凍庫に入れ、直接ゴミ箱の中に入れないようにしてください。
廚餘(食べ残しや調理時、出た生ゴミ)
食べ残しを入れるためだけの専用冷蔵庫です。
玻璃瓶(ガラス瓶)
ワインや調味料の瓶などよく捨てました。
保特瓶(ペットボトル)
水を箱買いしていて、溜まったら一気に捨てるので、このゴミ箱は私が捨てた後はあふれんばかりの量になります笑
所有的塑膠袋(プラスティック)
ゴミを持ってきたときのビニール袋や、お菓子の袋、蓋はこのゴミ箱へ。
保麗龍(発泡スチロール)
カップラーメンや生鮮食品のお肉が入っているトレーなどはここへ。
鐵罐類(硬いメタル缶)
鯖缶などの缶詰や鉄製の製品を捨てるところです。
鋁罐類(アルミ缶)
台湾ビールやジュースの柔らかい手で潰せる缶はここへ。
廢燈管,燈泡(使い終わったライト、電球)
電球類は割れ物なので気をつけてこちらへ。
紙類
ダンボール、雑誌、カレンダー書類などの紙類を捨てるところです。
紙のショッピングバックもここです。
紙製容器(紙製の容器)
お持ち帰りのお弁当箱、ジュースのカップはこちらへ。
塑膠類(プラスチック製の容器)
プラスティックでできたボトルやCDなど。
其他硬體塑膠類(その他硬いプラスティック)
おもちゃやバケツなど硬めのプラスティック製品を入れます。
舊衣類(古い衣類)
着なくなった服でリサイクルできるものをここに入れて、できなさそうなものは一般ゴミへ。
他にも廢光片(古いDVD、CD),電池,報紙(新聞やチラシ)などにも分かれています。
もちろん、プラスティックや紙カップなど食べ物を入れていたものは綺麗に洗ってから捨てます。
まとめ
台湾に来て3回引越しをしました。
初めて台湾に来た留学生の時に住んだ台電大樓のアパートは、安くて狭いアパートでした。
一応管理人さんがいて、ゴミも分別なしで自由に捨てることができました
(それも窓から捨てる方式w)
2回目は、社会人ということもあり奮発して中山国小のマンションに住んでました。
その時は、大きく「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「プラスティック」「瓶」「アルミ缶」「リサイクル衣類」「紙類」などしっかり分別されていました。
3回目に引っ越したのが、今回ご紹介した分別がかなり多い忠孝復興のマンション。
台北市内中心部に近づくにつれて分別の種類が増えていくようです。
台北市内にある会社でも「可燃ゴミ」「プラスティック」「紙類」「電池類」と別れています。
台湾で細かく分別するのは環境保護の観点から当たり前になっているようです。
まだ分別制度を理解してなかった頃、会社の台湾人スタッフに「日本人は分別しない」と言われたことがあります。
それだけ感覚に違いがあるみたい。
福岡に住んでいた頃より数倍細かい分別でちょっと面倒に思ってしまっていてごめんなさい汗
郷に入っては郷に従え、ルールをちゃんと守って生活しています。
台湾人の行動観察エッセイといえば青木由香さんのこの本!