イベント大好きブロガーRie(@rieasianlife)です。
春節明けて毎年楽しみにしているイベントといえば・・・「ランタン祭り」!
台湾では各地でランタン祭りが開催されています。
今年のメイン会場台中の様子をレポートします♪
ランタン祭り(燈會)って?
ランタン祭りは中国語で「燈會」。
古くから続く伝統的な行事で、毎年旧暦の1月15日「元宵」からスタートします。
今年は、2020年2月8日〜23日の期間で開催されていますよ。
台湾以外でも、中国大陸や華僑の多い地域、長崎や神戸の中華街なんかでもランタン祭り開催されています。
公式サイト https://2020taiwanlantern.tw/Jp/主展區(后里花博園區)
2020年2月8日~109年2月23日
副展區(文心森林公園)
2020年12月21日~109年2月23日平日14:00〜22:00、土日10:00〜22:00
2020年のメイン会場は台中の后里!
台湾ランタンフェスティバル
毎年、順番に各県を回ってメイン会場が移動するんですが、今年のメイン会場は「台中」。
ちなみに2019年は「屏東」、2021年は「新竹」です。
メインになると広〜いスペースを使って、イベントの顔になる作品がお目見えするので、是非都合が合えばメイン会場に行きたいものです。
今年は台中だったので、全台湾各地から行きやすい場所でした。
后里花博のマップ
台中会場は2箇所に分かれていてメイン会場が「后里花博(森林園區&馬場園區)」、サブ会場が「文心森林公園」です。
列車「后里」駅のホーム
アクセスとしては、文心森林公園の方が比較的行きやすいですが、后里花博もローカル線に乗り換えれば、最寄駅「后里」から徒歩10分ほどなので、行けないことはないです。
列車「后里」駅の時刻表
ただ、本数が1時間に2〜3本くらいと少ないので、気をつけて下さいね。
后里駅までの行き方は以下。
- 新幹線「苗栗」駅ー(徒歩5分)ー「豐富」駅ー(電車35分)ー「后里」駅
- 新幹線「台中」駅ー(徒歩10分)ー「新烏日」駅ー(電車40分)ー「后里」駅
その他バスなどでの行き方は、公式サイト(日本語あり)にも書いているので、参考にしてみて下さい。
早速行ってみましょう!
ランタンフェスティバルメインルート(台灣燈會賞燈路線)
今回は、后里花博の森林園區の方を見学してきました。
もう一つ馬場園區もあったんですが、すっごく広くて、一晩じゃ両方は見終われませんでした汗
YouTubeでもランタン祭りの様子を撮った記録動画を公開しています。
それではここから、動画に加えて、写真大量(50枚超えw)でお送りいたします♪
会場までの道のりからもう始まっています!
ランタン会場までの道のり
写真は、夜の会場までの道。
后里駅から会場の公園までは、ちょっと距離があります。
大体10〜15分くらい歩くんですが、その間にもたくさんのアートを見ることができます。
会場までの道のり「奇幻旅程」(昼)
壁には、たくさんの動物や植物などなどが描かれています。
ここも作品の一つファッションデザイナーを中心に活動されているクリエイター黃偉豪Daniel Wongさんの「奇幻旅程」。
ご本人登場の紹介動画も見つけたので、よければ見てみてください。
会場までの道のり「奇幻旅程」(夜)
この橋は夜になるとブルーライト塗料が塗ってあるからか光に照らされて、今年の干支ネズミやチーズ含め様々なイラストが光り輝きます。
お昼とはまた全然違う雰囲気です。
透かしアート
こんな頭の上にある透かしアートも。
この下にカラフルな影ができてすっごく綺麗でした!
春節限定の紅包
メディア限定かもですが、台湾のお年玉「紅包」ももらいました♪わーい!
最初に現れる丸いオブジェ「聆聽花開-永畫心」
聆聽花開-永畫心
まず最初に現れる作品はこちら「聆聽花開-永畫心」。
元々、后里花博にあった作品の一つなんですが、ランタン祭りをきっかけに生まれ変わりました。
聆聽花開-永畫心
この作品の周りに設置されているお花(カラー)デザインのライトも本当に綺麗です!
是非姿勢を下げて、したから上を見上げるように写真を撮ってみて下さい。
聆聽花開-永畫心
定期的に光と動きのイベントが開かれています。
バサッバサッっと円形の作品が音楽に合わせて動き、カラーを含め各ライトがカラフルにピカピカ。
これは絶対見たほうがいいです!
個人的にはやっぱり夜がオススメ。
聆聽花開-永畫心の中
自由に中に入ることもできます。
内側から見るとすごく機械的でかっこいい!
聆聽花開-永畫心のラッパ
このラッパみたいな物の中に白い布を引き入れて動きを作っています。
ここもすっごい美しく見惚れてしまいました。
また、地下の操作エリアも運が良ければ、入って見学することができますよ。
今年のメイン作品「森生守護-光之樹」
森生守護-光之樹
次に現れるのは、今回のメイン作品「森生守護-光之樹」。
この作品は、瀬戸内芸術祭や先日行われた台三線芸術祭でもご紹介した「林舜龍」先生の作品。
森生守護-光之樹の足下
この作品「神木」。
22本の根、368枚の花、2359枚の葉っぱでできています。
それぞれ意味があり
- 22本の根 :県、市(縣市)
- 368枚の花 :町、村(鄉鎮)
- 2359枚の葉:人(人民)
森生守護-光之樹の足下
根っこ全てにこんなふうに県市名が書かれています。
各県、村、人が協力して国の運営を、様々な問題を解決しようという意味があるそうです。
森生守護-光之樹の中
また、中には大きな風船があり、こんなふうにみんなで声を合わせて叫ぶと・・・
森生守護-光之樹の中
風船が下に降りてきます。
この風船は朝日を、空から落ちてきた種子を表現しているそう。
また中にある竹は、落ちてきた風船のクッションになっています。
林舜龍先生とツーショット
林先生が説明でいらっしゃったので、ツーショット撮らせていただきました♪
ほんと先生いつもいい笑顔!
伝統ランタンエリア「傳藝城」
ネズミ自撮りランタン
ここからは、伝統的なランタンをご紹介!
すごい数ですが、紹介しているランタンは全体の10分の1くらいで、もっともっとあります笑
自撮りするネズミちゃんがシュールで、つい写真とっちゃいましたw
タピオカと小籠包のランタン
こちらは、ラーメンとタピオカミルクティーと小籠包www
日本人が好きなものを集めたのでしょうか笑
観光協会のランタン
観光協会の台湾黒熊もいました!
台湾駅弁ランタン
こちらは台湾鉄道の駅弁!
茶色い弁当がうまく表現されています笑
お風呂に入る温泉ネズミのランタン
温泉ネズミもいました。
あ、台湾にも温泉があるんですよ!
伝統ランタンエリア「歡樂燈區」
ネズミの嫁入りランタン
ここから夜のライトアップ状態をご紹介。
こちらは「歡樂燈區」にあるネズミの嫁入りの大行列ランタン。
子年の今年は、ネズミの嫁入りを題材としたものが多いです。
今年も配られている紙のランタンもその一つ。

台中会場では、2020年2月8日〜23日の間、毎日15時に配られるそうです。(なくなり次第終了)
伝統ランタンエリア「爵士好鼠喜迎親」
ネズミのダンスパーティーランタン
この大きなネズミがこのエリアで一番大きかった「爵士好鼠喜迎親」です。
クリエイターは燈藝師「藍永旗」さん。
燈藝師とは、伝統的なランタンを作る芸術家の事で、毎年ランタンを作り続けられている方です。
真ん中の2匹のネズミカップルは動いてダンスを踊るんですよ♪
きのこのランタン
ド派手なきのこのランタン。
題名は、來自子鼠精靈國度的喜帖「飛鼠報喜」主題燈組。
魔法使い姿の台湾黒熊もいます。(なぜに魔法使いなのか・・・?)
体験型ランタン
ここは体験型ライトブース。
中がディスプレイになっていて、万華鏡の中にいるような動画を撮ることができます。
インスタストーリー向き!
日本ブースもあったよ
青森ねぶた
今年の日本コラボで一番目立っていたのは、青森県平川市からやってきた「ねぶた」!
タイトルは「睡魔花燈」。
ここだけいきなり日本の雰囲気がします!
迫力のある「漢雲」の字と坂上田村麻呂が描かれたの作品が現れました。
佐賀県のランタン
九州エリアを探したんですが、佐賀県がタイガーエア就航ということで、「元氣之旅-日本九州佐賀縣」というランタンが出てました!
右側にいる青い飛行機は、佐賀空港のキャラクター「むっぴー」っていうやつらしい。
他にも、名古屋や東京などもありましたよ。
鳥ブース「悠揚谷-國際友誼燈區」
百鳥和鳴慶吉祥
ここは「悠揚谷-國際友誼燈區」というエリアで、この作品は、王耀瑞さんの「百鳥和鳴慶吉祥」というもの。
この方も藍永旗に続き、伝統ランタン作家「燈藝師」の一人です。
公園の中はたくさん気がうわっているんですが、その中にもたくさんの鳥たちがいました。
百鳥とは大雪山に生息する数多くの鳥類を表現。
この青い鳥はなんていう鳥だろう・・・?
どれも可愛かったです。
台灣山林的霧之王
この鳥が一番大きな作品なんですが、この鳥見たことありませんか?
台湾の千元札に掲載されている「帝雉(ミカドキジ)」です。
もし千元札がある方見比べてみて下さい^^
帝雉は「霧の中の王様(台灣山林的霧之王)」と呼ばれていて、ランタンエリア全体を繋ぎ、国際交流を表現しているそうです。
リスが動き回るディスプレイ
無数にあるディスプレイには、他にもリスや蝶々などが動き回っていました。
これ深センに行った時に見た、回る棒?で表現するディスプレイだ!
体験型ライト
これは上に乗ると音が鳴る作品。
子供たちが上をぴょんぴょん跳ねながら楽しそうに遊んでました。
作家さんを招いて作ったエリア「藝術創新燈區」
このエリアにある作品は「森林」「精霊」「人」をテーマに作った15人の作家さんの芸術作品が並んでいます。
福賜大地
この作品は、台湾原生植物都海抜の関係を表したもので、孟子の言葉「人と善(與人為善)」がテーマ。
これは芸術家「林吉裕」さんの「福賜大地」という作品。
もっと引きで見るとこの作品は真四角なんdすが、入り口は種子の形をしています。
福賜大地の中の体験作品
この白い丸を押すと、音が出て、光ります。
場所によって色が違ったりとすごいかわいい作品でした。
福賜大地の床
床には様々な草花が動き回っていました。
幸福、愛、平安、浪漫、富、旺、氣など世界中の祝福の文字が書かれているそうです。
この作品はたくさんの「円」でできていて、「円満」や「全てを包み込む」などという意味が込められています。
有天森林掉下一塊起司 – 鼠來寶
まず一番目立つのはチーズ型のやっぱりこれ!
竹や羽を使った芸術家「游文富」さんの作品で、タイトルは「有天森林掉下一塊起司 – 鼠來寶」。
有天森林掉下一塊起司 – 鼠來寶
遠くから見ると綺麗な曲線、近くで見ると竹で組まれていることがわかります。
一本一本細かい竹で、何重にも組まれています。
有天森林掉下一塊起司 – 鼠來寶の中からの様子
中に入ると小さな迷路のようになっていて、ネズミになった気分です♪
守護者石虎
この虎は、台湾の守神「石虎」のランタン「守護者石虎」。
こちらはロシアのイラストレーター「卡佳 Katya Molodtsova(Катя Молодцова)」さんの作品をランタンにしたもの。
丘の上に2匹座って、遠くを見張りながらランタン祭りを守ってくれています。
守護者石虎
丘の上だけでなく、草むらにも石虎が隠れているので、探してみて下さいね。
写真を撮るなら姿勢を低くしてこの高さで撮影するのがおすすめ。
果實味道-萬花國裡的萬花果
レースと精霊のジャングルジムのような作品「果實味道-萬花國裡的萬花果」。
この真っ白な作品にはそれぞれ妖精たちがたくさん隠れています。
果實味道-萬花國裡的萬花果
この作品は以前、台三線芸術祭のとき「內灣美術館」で作品をだされていた切り紙アーティスト成若涵さんの作品。

精靈的氣味實驗室 – 相思與相思之間
こちらは、雜草稍慢 Weed Dayというデザイン集団の林芝宇さんの「精靈的氣味實驗室 – 相思與相思之間」と言って、精霊が出会いの間の研究をしている実験室という意味の作品。
周り畑でできていて、長い紙が伸びています。
精靈的氣味實驗室 – 相思與相思之間
作品の中に入ると、蒸籠で蒸された漢方薬も。
本当に蒸されているようで、暖かいですよ。(火傷しちゃうので触らないようにw)
水之森林-坐獸 卷雲 舟環
この作品のタイトルは「水之森林-坐獸 卷雲 舟環」。
楊 偉林さんの作品です。獣の上に座る?巻雲???
水之森林-坐獸 卷雲 舟環
これは、工事現場とかで使うバネ・・・?
夜になると青い光に照らされるらしいです。
バネのアート(名前がわからなかった!)
ふと上を見上げるとなんだかたくさんぶら下がっている・・・。
こちらも何やら見たことのあるような・・・?
アップにすると本当にバネ
近寄ってみてみるとたくさんのバネでした。
一つ一つのバネは大体2本指くらいの大きさです。
2021年のメイン会場、新竹ブース!
新竹の作品
この黒い曲線と光が並ぶ道は、風の音を光と音で表現している作品。
中を歩くと風を音にかえた「ブーーーーーーー」っという機械音が流れていました。
新竹の作品
こちらは、光る紙飛行機!
さすが風の街、新竹っていう感じの可愛らしい作品ですね。
羽の作品
歩いていると、白い羽がたくさん落ちていました。
羽の作品
見上げてみると、木の葉っぱが羽でできてる!
普通に公園の木かと思ったら、これも作品でした。
羽でできた木と白い棒で雪の世界を表現しているそうです。
樹木的共生網路 – 春雪後
この作品は、春の雪の後という意味の「樹木的共生網路 – 春雪後」。
こちらも竹でできたチーズの作品を作られていた游文富さんの作品です。
なるほど、このエリアはどこをみても真っ白。
雪の滅多に降らない台湾で雪が積もったような雰囲気でした。
この地面にたくさん刺されている白い棒はインターネット回線なのかしら・・・?
もふもふ作品
羽の木エリアの近くにこんなもふもふもありました。
これはなんでできてるんだろう?かわいいーーー!
至る所にいた小さなガラスの鳥(昼)
またこのエリアにもたくさんの鳥たちがいました。
至る所にいた小さなガラスの鳥(夜)
これもライトになっていて、夜になると光の鳥たちがさえずっているように、道を歩く人を楽しませてくれていました。
球が上下する作品
この作品は、一つ一つの光の球が上下している作品。
時に規則的に、時に不規則に動いていました。
まるで風と音楽に合わせてそれぞれの球が踊っているようでした。
幻想的な作品が並ぶ「永畫島」エリア
幻彩聲林隧道
この作品は、永畫島 にある「幻彩聲林隧道」。
場所は、最初にご紹介した丸い作品「聆聽花開 – 永畫心」のすぐ近くにあります。
幻彩聲林隧道
この作品はタイミングによって光の具合が変わります。
レースのような入り口から入るとちょっとお姫様になって気分♪
夢幻星座天空樹
こちらも同じく永畫島にある「夢幻星座天空樹」。
気の根本には名前の通り星座のイラストとそれぞれに丸い玉があります。
他にもこのエリアには、かっこいい機械でできた虫がいたりと、特にロボットが好きな方に嬉しいエリアでした!
このエリアでは、毎日3回(17:10、18:25、20:10)に虫の格好をしたキャラクターたちのステージショーが開催されています。
ステージでは様々な演目が♪
ステージ
大きなステージでは、毎日何かしらのイベントが開催されています。
ステージ
この日は、ちょうどリハーサルをやっていて、地元の学生たちの演舞や和太鼓の音が鳴り響いていて、すっごく盛り上がっていました!
詳しくはこのページをご覧ください。
あぁ〜楽しかった!
列車「后里」駅
メディアツアーで行ったので、会場を見て回る時間は大体3時間くらいだったんですが、ぜんっぜん見終わらなかった!!!
これ紹介しているの本当に一部なんです笑
夜だけ行くと見終わることができないので、ぜひ昼間から行くのをお勧めします汗
公園内には飲食店はないんですが、公園の周りにはご飯屋さんもありましたよ。
作品はいくつかランタン祭り後も残す作品がありそうなので、この期間に行けなかったって方でもふらりと立ち寄ると見れる可能性もあります。
公式サイト https://2020taiwanlantern.tw/Jp/主展區(后里花博園區) 2020年2月8日~109年2月23日
副展區(文心森林公園) 2020年12月21日~109年2月23日平日14:00〜22:00、土日10:00〜22:00
台中后里メイン会場「花博」へのアクセスと詳細
台中花博后里森林園区
住所 台中市后里區大山路