肉も好きだけど、生魚の方がもっと好きなRie(X rieasianlife、IG taiwanandasia1708)です。
台北に住んでいた頃、新鮮な魚やカニの時期になると毎年北東部にある「基隆」の漁港まで行って食べていたくらい新鮮な生魚が好きです。
高雄は港町ということもあり、個人的には海鮮も新鮮で美味しい都市で、特にフェリーに15分乗れば漁民の島「旗津」へも気軽に行くことができます。
そんな高雄人がわざわざ海鮮を食べに行く場所といえば、お隣の屏東にある「東港」という街。
ずっと行きたかったんですが、やっと行くことができましたので、高雄からの行き方と実際に回ってきたお店や観光地などをご紹介したいと思います。
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東港について
東港は、屏東の中にある東港鎮という場所で、漁村として有名な場所。
高雄から南東に来るまで1時間弱ほどの場所にあり、比較的近いのですが、電車の駅もないので、行く場合はバスで行くことになります。
離島の小琉球に行きたい方は「東港渡船碼頭[泰富輪]」というフェリーターミナルがあり、ここから船に乗っていくことになります。
漁業と農業が支えている場所で、特産物は、東港三寶(東港三宝)と呼ばれている「黑鮪魚(黒マグロ)」「櫻花蝦(桜エビ)」「油魚子(脂の乗ったカラスミ)」。
有名行事といえば、5~7月に開催される東港黑鮪魚文化觀光季(黒マグロ祭り)、3年に1度開催される東港迎王平安祭典(宗教行事)があります。
高雄からの行き方
めちゃめちゃわかりやすいマップが公式サイトにありました。
高雄の新幹線の左營駅から大鵬灣琉球線というシャトルバスが出ています。
このマップの「A1(高鐵左營站)」で乗車し、「A2(東琉線碼頭站)」で降りると海鮮が食べれる市場のすぐ近くに降りることができます。
シャトルバスに乗る際は、高雄新幹線駅の2番出口のところにあるチケット売り場で引換券をもらう必要があります。(コレがないと乗せてくれませんでした)
乗車予定のシャトルバスと時間を受付で伝えるとこんなカードをもらえるので、このカードを乗車の時に運転手さんに見せて乗車します。
一人1枚もらう必要はなく、1グループ1枚で人数を書いてもらうと良いです。
今ちょうど台湾好行の半額キャンペーン中(2025年8月31日まで)で、交通カード(悠遊卡とか)で支払い乗車すると、通常東港まで153元の費用がかかるのが、半額65元で乗車ができます。
引換券をゲットしたら、2番出口にあるチケット売り場から1階へ降りて、目の前にシャトルバス乗り場があります。
「大鵬灣琉球線」と書いてあるシャトルバスに時間が来たら乗り込みます。同じバス停に屏東行きなど他のシャトルバスも止まるので、乗り間違えないように気をつけてくださいね。
そのまま揺られること約70分ほどで、目的地の「東琉線碼頭站」に到着します。
帰りもここから高雄へ戻るシャトルバスが出てるので、時間や乗り方等、確認しておくと良いと思います。
東港バスセンターを利用する場合
また、東港のバスセンターで上下車することもできます。この場合、「A4(東港轉運站)」がここにあたります。
最近リニューアルしたのかすごく綺麗なバスセンターでした。
私たちは、行きはA2(東琉線碼頭站)で降りて海鮮を食べ、東港街中観光をして、このA4(東港轉運站)から乗車して、列車の駅がある屏東市内へ戻り、電車で高雄へ帰りました。
付近の見どころ・観光地
ここから私たちが実際に行ってきた観光スポットをご紹介します!
まだまだたくさんお店やスポットがあって全然網羅できてないですが、何か参考になると嬉しいです。
華僑市場
まず東港に観光に行くなら海鮮でしょ!ということで、バスを降りて一番近くで新鮮なお魚を食べるならこの魚市場「華僑市場」。
正式名称は「東港漁港漁產品直銷中心」というんですが、小琉球から来た華僑の方々がたくさんの魚を買っていくので、華僑市場っていう名前がついたらしいです。
だいたい11時ごろから20時ごろまで営業しているので、行かれる際はそのくらいの時間に調整していくと良いですよ。
市場の中えは、たくさんの新鮮な魚介類が販売されています。
みて!こんなに大きなシャコここ最近で見た記憶がないくらい珍しい!
料理をされる方は、帰りに寄って魚を買って帰るのも良さそう。味噌汁にすると絶対美味しそうな魚のアラ詰め合わせなども販売されていました。
また、魚屋さんだけでなく、魚屋さんがやってる市場レストランもたくさんあり、ここを訪れる観光客はこの市場レストランの食事が目当ての人も多くいます。
この日、いろんな店を見て、迷った挙句、私たちが行ったのは220&221の「曾鮮」というお店(Instagramで紹介してます)
二人で、海鮮丼x2、深海エビ(コレは絶対頼んで欲しい!)、味噌汁x2を頼んで、800元くらいでした。安いし、新鮮だし大満足でした。
お店ごとに番号があるので、探す際はそれを目当てに行ってみてください。
また、ここですっごくいい香りをしていたカジキマグロのふりかけ「旗魚酥/旗魚魚鬆」も購入しました。(Instagramで紹介してます)
出来立ての旗魚魚鬆はすっごく美味しいので、もし好きな方はおすすめです!
あと、中心の案内所ところに萌え絵もありました。トイレとロッカーがここにあるので、目印は萌え絵と覚えてください。
ローカル市場「東港市場」
華僑市場から歩いていける距離にあったローカル市場ものぞいてみました。入り口は小さな市場だったんですが、奥に大きく広がっているタイプの市場で見応え満載!
特にこのお肉屋さんや魚屋さんなどの区間にあった台のタイルに、冒頭で話した、東港三寶の「黑鮪魚」「櫻花蝦」「油魚子」の写真が描いてあり面白かった。コレは東港にしかない市場デザインですよね!
また、たくさん並んでるお店もあり、他にもたくさんグルメの名店があるようです!
疲れたので、市場の中にあったアットホームなカフェ「房角石」でひと休みしました。
ふらりと入ったカフェなんですが、取り揃えられている豆の種類もすごく多くて、オーナー夫婦もかなり気さくで、すっごくよかったです!
後から知ったんですが、屏東って台湾の中で、コーヒー豆の生産量が一番多いらしいです。(農業部FBより)
東港の神様にもご挨拶「東隆宮」
大きめな廟にご挨拶に行こうということで行ってみたのが「東隆宮」。
迎王平安祭を行なう廟で、私たちが行った時はちょうど、玉皇大帝の千秋楽(誕生日)の直前だったので、専用のブースやお参りをする方がたくさんいらっしゃってました。
さすが魚が有名な街、魚に関する装飾や魚籠を持った神様など、ここ独特の文化を感じることができました。
また、廟の向かって右手のところにお菓子屋さんがあり、東港の名物スイーツの「雙糕潤」を販売してました。(Instagramで紹介してます)
ほんのり甘くて美味しいので、お土産にぜひ♪
共和新村
他にもまだまだ時間があったのでお散歩してみました。いくつかみてきたものをご紹介。
まずは、廃墟を発見!Googleマップには「共和新村」という場所があり、柵で覆われて保存されていますが、外から覗くことができます。(入っちゃダメよ)
1940(昭和15年)に日本軍(空軍)によって建てられた宿舎エリアで、のちに、国民党がやってきて軍人の村「眷村」だったところ。日本式家屋や大豪邸だったのでは!というくらい大きなお家もありました。
2023年1月5日に屏東政府が聚落建築群と定めたらしい。現在は、まだ全然整備されておらず、保存中の状態ですが、いつか綺麗に整備されて開放されるといいな。
あと、路上で見かけたゆる〜いマスコットキャラクターたちも面白かった(笑)野菜を模したキャラクターたちみたいで、左のは玉ねぎ、右のはトマトちゃん。
まだ他にもいるかも、見つけてみてください。
まとめ
東港ずっと行きたいと思っていたんですが、実際に行ってみて結構近いじゃん!っていうのが個人的な感想でした。
交通が不便(バスしかない)のでもっとハードルが高いかと思ってたんですが、観光地なので、行き方さえわかれば簡単にいくことができました。
居住者だけでなくても、短期の旅行者でも全然いけます!朝行ってお昼帰ってくるなんてことも全然できるので、新鮮なお魚がどうしても食べたくなったらまた行こうと思います♪
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