食べるの大好きブロガーのRie(@rieasianlife)です。
私は小さい頃からずっとぷっくり体型、かつ、食べるの大好き美食ブロガー。
ずっとダイエットをしている状態なのですが、特に最近犬の散歩したり、毎日6階まで階段の上り下りをしているんですが、全然痩せない!
そこで、ずっと気になっていた東洋医学(中醫)ダイエットを思い切って始めてみました。
*この記事は効果効能をうたうものではございません、体調や体質によって反応は変わります、もし施術をされる方は、お医者さんとしっかり相談してください。
*個人の感想体験ですので、参考程度にご覧ください。
東洋医学ダイエット「埋線(マイシェン)」とは
最初は漢方を使ったダイエットを検討していて、台湾人の友達に聞いてみていたんですが、言われたのは「運動すればいいじゃない」。
そりゃそうなんだけど、出勤して帰ってきて、犬の散歩していても一向に減らない(むしろなんだか太り気味・・・)それができるならやってるわい!
という心の反抗をしつつ(笑)
相手にしてもらえなかったので、ネットでいろいろ探していて、たどり着いたのがこの「埋線(マイシェン)」という施術方法。
埋線とは、鍼灸治療の一種で、羊の腸でできた糸「羊腸線」を鍼灸の針を使って埋め込むという施術方法。
7〜14日ほどで溶けてなくなる羊腸線を、ツボに入れることで常にそのツボを刺激している状態にし、新陳代謝を高めたり、自律神経系の分泌を促し、ダイエット効果を促進するというものです。
ダイエット以外でも、鍼灸の強化版なので、腰痛や体の凝り、睡眠目的に使われることもあるようです。
参考:中醫埋線治痠痛,有效嗎?
参考:長榮醫院埋線減重
また、よく「台湾式ダイエット」と書かれているブログ記事があるんですが、調べてみると東洋医学の手法の一種なので、中国大陸にももしかしたらあるかも。
また「免疫系の病気の方」「糖尿病や心臓病疾患の方」「妊娠中の方」など、受けない方がいい場合もあります。
病院に行くとしっかりとヒアリングされるため、お医者さんにしっかりと持病等ある方は伝えてから施術を行ってください。
埋線施術スタート
長榮醫院の外観
私が行ったのは、台北で特に埋線で有名な病院「長榮醫院」。
ちょっと公式サイトがギャルギャルしくて(笑)かなり怪しかったんですが、ネット検索すると結構な日本人の方も台湾人の方も行っていたのと、会社のスタッフの友達も通っていると言っていたので、心を決めて行ってみました。
本店は、中和にあるんですが、台北市内の行天宮近くに診療所があり、交通が便利だったので、台北診療所に行くことにしました。ちなみに桃園にもあります。
長榮醫院の外観(入り口看板)
すごい人気でかなり待つと書いてあったので、ネットで番号取り(掛號)して行ったんですが、病院に入ると人は多かったですが、受付の方に「今度からその場で良いよ」と言われました。
受付の時に初診のアレルギーなどの問診票を書き、目的を伝えると「うちの方式知ってる?1週間分でいい?あなたの治療は1,100元ね」と慣れた感じで言われ、支払い。
保険証を出しはしましたが、埋線は保険が効かないみたいでした。
- 番号取り 100元
- 診察代金 300元
- 漢方薬+埋線 700元(1週間分)
自費同意書
また、埋線は自費なので、自費での支払いの同意書にサインをしました。(自分の先生の名前の紙をとり毎回サインします)
窓口の方に聞いてみたんですが、1週間分を処方されるのが一般的で、たまに出張などで通えない人は2週間分をもらう人もいるそうです。
支払った後の領収の紙を指定された診察室をノックして(台湾っぽい笑)紙を渡し、待つこと20分くらいで、呼ばれて診察室へ入りました。
施術室のベット
中に入ってまずは体重を測って、先生によるヒアリング。
軽く施術の説明を受けて、聞かれた内容は、その時点ではあまりなくて「毎日のお通じはどうか?」「中国語うまいね!」程度(笑)
その後、両腕を出して脈拍チェック。
そこで「体の中にすごい水がたまってるね(水腫)、ちょっと詰まり気味だよ」「寝るの遅いでしょ」と言われ「そうなんですー」っていう会話(笑)
まぁ、元々めちゃめちゃ健康優良児なので、それ以外は特に何も言われませんでした。
刺される予定の埋線の針たち
そしていよいよ、埋線の施術。
ホットカーペットでポカポカした施術台に横になって、ちょっとつまんでプチッと刺されてすぐに終わりました。
- お腹の中心 3本
- 腰左右 各1本
- ふくらはぎ 各1本
の合計7本刺されました。(2回目から本数が増えるらしい)
元々鍼灸を腰痛の時にやったことがあったので、痛くないのを知っていたので、埋線自体は特に恐怖はなく、むしろ鍼灸よりも感覚なかった笑
初診の場合は6〜8本打ってみて気分が悪くなったりしないか様子を見て、2回目から本数が14〜16本になるみたい。
施術後、温泉はNGだけど、シャワーはOKで、2日目以降は通常でOKと言われました。
ちなみに、実はメインは漢方薬。
埋線は、体の特に脂肪を減らしたい部分を刺激し、効果を強化するものなので、埋線をせず、漢方だけやる人もいるそうです。(ちなみに私の先生は「劉益伸」先生っていう男の先生でした)
漢方薬は錠剤とカプセル
成分表と費用明細
こちらが処方された成分一覧。
この病院は薬の成分は合法GMP工場で生産しており、衛生局からの許可も得ている成分を使用していて、西洋薬(新薬)成分は含まれていないそうです。
1週間分の漢方薬セット
朝昼夜と薬の種類が違います。
窓口でお薬をもらったらロビーの端にあるカウンターで「早」「中」「晩」のスタンプを全ての袋に押して間違えないようにします。
診察は夜に行ったんですが、薬は朝から開始なので翌日の朝から飲み始めました。
1日分の漢方薬
左から、朝昼夜の3種類セット。
薬は状況に合わせて毎週の診察で変わることがあります。
私の場合2回目から空腹を抑える薬が強化されました。
ちなみに薬に関する注意事項はこちら
- 薬は食事の30分前に飲む(朝は食前であればよし)
- もし飲み忘れたら、食後1時間以内に飲む
- 薬の服用は4時間開ける、生理中でもOK
食事制限とルールについて
1週間分の食べれるフルーツを買ってきました
漢方を飲みながら、食事のルールもあります。
以下、口頭で言われた内容+説明書類に書いてあった内容。
- 朝と昼は通常の食事を摂り、夕飯は炭水化物禁止
- パンは5日に一度朝ごはんで食べてもOK、朝はお米かマントウがおすすめ
- 冷たいものは少なめに、甘いものは禁止
- 甘いフルーツ(スイカ、梨、パイナップル、みかん、柚子、瓜、マンゴー、バナナなど)は禁止
- 甘くないフルーツ(大トマト、りんご、レンブー、キウイ、グァバ、ドラゴンフルーツなど)はOK
- コーヒー、紅茶は無糖、ミルクなしストレートなら飲んでもOK
- 寝る前6時時間以降は、タンパク質や温野菜を中心に食べる
- 濃縮加工品や高カロリーなもの(お菓子、西洋スイーツや塩辛いもの、鴨皮や豚皮、魚皮など)は禁止
- 滷味も塩分が多すぎるからダメ
- 甘いものもダメ
- 水は2リットル以内で、1日に7〜8回以上トイレに行く
- 食後2時間の水摂取は浮腫対策のため少なめに(水3口まで)
- 色のついたお鍋(麻辣、沙茶)ダメだけど、魚や野菜は食べ放題
- お酒は体が全て吸収すると思いなさい(つまり控えなさいw)
- 夜10時〜深夜2時は免疫力が上がる黄金時間、できるだけ寝なさい
結構いろんなルールがありますが、私にとってはどれも特にすごい辛いというものでもなく。
元からブラックコーヒーか無糖紅茶しか飲まないし、朝昼は通常の食事をとってもOKで、夜だけ炭水化物と油を取らないようにしたら良いという感じ。
私は、水膨れ気味だったので、水は「2リットルまで、それ以上はダメだよ」と言われたのが個人的には意外でした。ダイエットや美容には水たくさん飲むのがいいと思い込んでたので。
あと、何より注意事項に運動について言及されてないのが気持ち的にはすごい楽でした。(もちろん運動と併用したほうがいいんでしょうけどね)
施術を重ねるにつれて疑問に思ったことを逐一聞いていて、「豆花は食べてもいいか聞いてみたところ、砂糖水や黒糖水なし、具なしならただの豆腐と同じなのでOK」「サツマイモも食べていいけど、食べるなら朝」とのことでした。
経過観察
ある日の朝食
<1週間の変化観察 -1.5kg>
1日日:特に何もなく体重の変化もなく、終わりました。埋線を挿した部分は痛みもなく、よくブログに書いてある「突っ張り」も私の場合は全くありませんでした。
2日目:朝から、すごい下痢!お腹が痛いというわけではなく、ギュルギュル〜〜〜〜と声をたてるお腹と頻繁にトイレに行きたくなりました。一日中お腹ギュルギュルでした。
3日目:2日目ほどではありませんでしたが、適度に下痢が続きます。
4日目:引き続き、適度に下痢。体に変化がでてきて、体重-1.5kg、ウエスト-5cm!
5日目:引き続き、適度に下痢。
6日目:一旦、下痢が落ち着きました(とはいえ、便はかなり柔らかい)
7日目:また朝から適度な下痢。ここで体重-2kg、ウエスト-5cmを維持。
下痢は、その時の体調や食事内容と関係があるのかもしれません。
この間、運動といえば、犬の散歩と毎日の家に帰る時の階段の上り下りくらいで、埋線する前ほぼ変わらない運動量でした。(毎日雨だったので、いつも以上に運動できてないかも)
<2週間目の変化観察 -1kg>
2回目の受信から針の数が大幅アップで、トータル14本(お腹、腰、ふくらはぎ、太もも、肩)打たれました。
1週間目よりも下痢が治まってきて、お腹が痛かったりすることも減りました。
ただ、毎朝、夜は必ずジャーっとゆるい大が出ます。
体重の変化は0.05kg減ったり増えたりを繰り返し、トータル1週間で1kg痩せました。
ウエストやふくらはぎは1週目の変化から現状維持で太くなることはありませんでした。
ある日の夕食(お腹が空かないのでこれだけで十分)
<3週間目の変化観察 -1kg>
3回目の受信でも針の数14本(お腹、腰、ふくらはぎ、太もも、肩)で、この時はお腹に5、6本と集中的に。
このくらいからお腹が減りにくくなってきました(胃が小さくなったのと、漢方にそういう作用があるらしい)。
そろそろちょっと甘いものが食べたくなるのを我慢。
<4週間目と5週間目の変化観察 -1kg>
夕食はサラダを試行錯誤することを思いつき、サラダの本を購入。
もうこの頃になると、朝ごはんをちゃんとお米を食べていれば、お昼はお腹がほとんど引かなくなってきました。(そうすると夜お腹すくので、昼頑張って食べますが、ぼーっとしてたら食べずに終わってしまうことも汗)
ただ、朝昼食べていれば、夜は少し小腹がすいたな程度なので、サラダや胸肉などをパクつけばもう夜中にお腹空くことはなくなり、お腹すいたらフルーツをつまむようになりました。
ただ、甘い物が強烈に食べたくなってくるので、我慢しつつ、耐えきれないときは少しだけぱくつく。
ちょうど年越しのタイミングと風邪をひいてしまったので1週間通院をお休みしてみました。
飲めていなかった薬を全て飲みきり2週間で-1kg痩せました。
1ヶ月やってみた感想
施術台にはあったかいマットがあり気持ちいいです笑
やってみて、最初はあまり実感がなかったけど、本当に痩せますねこれ(真面目)
もちろん体質や食習慣などなど個人の要因があるとは思いますが、私の場合は、運動は毎日上り下りする6階までの階段と犬の散歩くらいで、1週間に1kg 無理なく痩せていきました。
ゆるく痩せていたので、記録を見返して気づいたんですが約4kgも痩せてたんですね!?
自分でも普通にびっくり汗(どうりで少しきつめだったズボンがするっと入るわけだ・・・!)
甘い物やお酒は大好きではありますが、取材や用事の時しかそれほど摂取しないので、一度「食べない」と決めてしまえば、間食もなくなり、食事コントロールもそれほど苦ではありませんでした。
でも、たまに食べたくなるので、ストレス解消に自分に「ごめんなさい」して適量を食べましたが、食べたらしばらく禁止ルールを決めてリセット。
また、最後の週は1週間お休みをしたので、効果もそこまでじゃなかったです。
1ヶ月しかしてないので、変化がわかりやすいんだろうけど、これから停滞期もあるんだろうなと思います。
やめてすぐリバウンドするという話もよく聞きます。
まだ目標達成できてないので、しばらく続けるつもりですが、目標体重達成してからやめるステップを考えないとなと思いました。
多分この食生活を気をつけていれば、リバウンドも大丈夫な気がします。(このダイエットの一番の学びは食生活だと思いました)
それと、先生が、何か疑問があればいつでも連絡しなさいと、助手の方の連絡先を教えてくれたので、途中体調不良になったときも電話して相談したりと、すごくフレンドリーで良かったです。
ただ、病院に日本語ができる方はいないらしいので、施術される場合は中国語ができたほうが良いかと思います。(詳細を詳しく質問したり、伝えたりする必要があるので)
今回は、珍しくダイエットの記事でした!(案件ではないですよ笑)
何か参考になったら嬉しいです。
*この記事は効果効能をうたうものではございません、体調や体質によって反応は変わります、もし施術をされる方は、お医者さんとしっかり相談してください。
*個人の感想体験ですので、参考程度にご覧ください。
長榮中醫診所へのアクセスと詳細
長榮中醫診所(HP)
電話 0225362018
時間 9:00〜23:00
住所 台北市中山區吉林路245號
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