高雄大好きブロガーRie(@rieasianlife)です。
今回も高雄の日本と関わり合いの深い王道スポットをご紹介!
高雄には、武士道精神が伝わっている今でも使われている武道場があります。
武德殿(振武館)について
台湾には日本時代に建てられた武道鍛錬の場所「武徳殿」がいくつか存在しています。
今回紹介する武徳殿(振武館)もその一つ。
他の武徳殿は、レストランやアート施設などで利用されていますが、高雄市武徳殿(振武館)は、現在も武道場として利用されており、日本との親善試合などが行われているそうです。
片倉佳史さんの書籍にも武徳殿について触れられています。
大正13年(1924年)に建てられ、台湾総督府高雄州警務部「武徳会支部」の所有でした。
ここは主に武道を中心に行う施設で「振武館」と呼ばれています。
武徳殿の通称「演武場」とはまた違うとのこと。
戦後は、高雄市鼓山小学校(鼓山國小)の管理下に置かれ、職員宿舍としても使われていたらしいのですが、のちに荒れ果て放置されていたところ、1999年5月25日公告の市定古蹟となりました。
2003年に文化局の管理の元、2004年に修復が完成し、公開。
2005年からは、社團法人高雄市劍道文化促進會によって運営されています。
どこにあるの?外観の様子
それではここから全体の様子を写真をたくさんでご紹介しますー!
場所は「西子灣」駅から徒歩5〜10分くらいの場所。
目の前に観光バス「哈瑪星文化バス」が停まります。(時刻表など詳しくはこちら)
武德殿(振武館)は石でできた階段の上に建っています。
武德殿の目の前には大きなガジュマルの木があり、1階の駐車場までしっかりと貫通し、かなりの存在感を出しています。
階段を上がった、武德殿の入り口付近。
入り口には、大きな「武德殿」と書かれた看板としめ縄がしてあります。
貫通したガジュマルの木には、絵馬がたくさんかけてあり、中には日本語のものもあります。
付近に絵馬を提供しているところが見当たらなかったんですが、この絵馬はどこから持ってきたんだろう・・・?
建物の装飾もオレンジの煉瓦(台湾煉瓦株式会社打狗工場製)に、木造の窓枠と軒。
弓矢の飾りが施されています。
湿気の多い気候だったため、窓をたくさん作り通気性をよくしたそうです。
裏側に、こちらも日本風のトイレもあります。
それでは中に入ってみましょーー!
武德殿の中の様子
入るとすぐに目に入ってくる習字で書かれた「武德殿」の文字。
いつも無料開放されており、試合等がなければ自由に上がって見学することもできます。
あ、土足禁止なので、靴を脱いで上がってくださいね。
綺麗に掃除が行き届いたフローリングが気持ちがいいです。
この日もかなり暑かったんですが、中に入った瞬間ひやりとする板張りの床は気持ちよかったです。
通気性をあげる窓もたくさん設置してあり、時より外からの風も吹いてきます。
こちら側は入り口付近。
またこの館内には武道に関連する歴史的なものも少しだけ展示してあります。
太鼓と神棚やカブト。
新免玄信(宮本武蔵)の兵法「二天一流」の練習用の木刀。
ここでは、その二天一流を引き継いだ「誠心振武館」がここでその精神を子供達などに教えています。
展示品の中には、武士刀までありました、本物かな・・・?
休みの日になると無料ガイド(中国語)もあるみたいなので、機会があればどうぞ。
休日の無料ガイド時間:10:30、11:30、14:30、15:30
平日有料ガイドをご希望の方は、こちらへ電話予約するとしてくれるみたいです。
受付電話番号:(07)531-7382
武德殿へのアクセスと詳細
武德殿(振武館)(Facebook)
時間 10:00〜18:00(月曜休み)
住所 高雄市鼓山區登山街36號
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