【高雄:鹽埕】創業50年の高雄人に愛されるカステラ「巴堂蜂蜜蛋糕」

高雄

最近高雄のお土産を集めているRie(X rieasianlife、IG taiwanandasia1708)です。

高雄のお土産といえば、そういえば、有名な巴堂蜂蜜蛋糕をまだ食べたことがなかった!と思い、急いで購入してきました。

 

巴堂蜂蜜蛋糕について

高雄市立歴史博物館からMRT塩埕埔駅に向かう途中で目にするこの廃墟のような建物。

今回紹介したい地元高雄の方々にとって懐かしいカステラ店はまさにその建物の一階にあります(笑)

巴堂蜂蜜蛋糕FacebookHP
時間 9:00-21:30
電話 07-5613649
住所 高雄市鹽埕區大勇路127號

 

創業者の林富雄氏は、1974年(民国63年)に日本と台湾を行き来しながら、日本職人に直接指導を受け、巴堂株式会社から正式な認可とライセンスを取得。

長崎カステラを高雄に導入してから、すでに50年の歴史があります!

台湾の伝統的な習慣で子供が1歳になったら、男の子にはおこわ、女の子には甘いものを親族や友達に送る「彌月」の習慣があります。(現在では、性別関係なくどちらを送っても良いという考え方もあり)

高雄人の中では、この巴堂蜂蜜蛋糕は、彌月ケーキとしても親しまれています。

調べてみたところ、「日本巴堂株式会社」は広島の金座街にあった長崎県島原市の方が開いた洋菓子店がルーツ(現在はすでに閉店してました)

ちなみに、九州長崎の有名な120年の歴史を持つカステラ店「文明堂」。

「カステラ一番、デンワは二番♪」で有名な文明堂の創業者、中川安五郎氏は、当時地域のお菓子だったカステラを全国へ広め、同時に、未来の発展を担う若い職人たちの育成にも尽力しました。

文明堂や巴堂蜂蜜蛋糕の資料を見ていて気がついたんですが、この2つのお店、パッケージとイラストの雰囲気がすごく似てる!

日本と台湾のカステラは、正直に言うと、食感などは全く違うものですが、もしかしたら文明堂の精神を受け継いでるかもしれません!

紙袋もレトロで可愛いです!

 

巴堂蜂蜜蛋糕のカステラをご紹介

– 蜂蜜蛋糕 2號 190元

私は一番小さいサイズを買ってきました。

日本へお持ち帰られるなら、真空パックされた280元の「3号」サイズがぴったりです。

セットには、ナイフと食べ方の説明が入っています。

ここのカステラは、ザ・台湾式カステラという感じの見た目で、ザラメもありません。(個人的には、しゃりしゃりのザラメが好きだけど、残念!)

台湾北部でも有名な台湾式カステラをいくつか食べたことがあるんですが、パサパサだったり、ふわふわ感が足りなかったりと、正直満足できるものは滅多にありませんでした。

でも、ここのカステラは、台湾式カステラの中でもダントツに美味しい!

箱を開けた瞬間に濃厚な蜂蜜(アメリカ・カルフォルニア産)の香りが漂い、柔らかさと湿度が絶妙です。

日本のカステラほど、きめ細やかではないものの、台湾式の中では、細かい方で、食べる手が止まりません。

コーヒーだけでなく、すっきりした台湾茶との相性も抜群でした。

私はこの蜂蜜の甘さが好きなんですが、もしかしたら人によっては甘すぎると思う方もいるかも。

そこは好みなので、自分の舌で確かめてみてください。

 

また、午後3時半から販売される「NG切れ端ケーキ」は地元の人気商品で、毎日行列必至!

パッケージも可愛いし美味しいので、高雄お土産にも自分用にもおすすめです!

 

巴堂蜂蜜蛋糕へのアクセスと詳細

巴堂蜂蜜蛋糕FacebookHP
時間 9:00-21:30
電話 07-5613649
住所 高雄市鹽埕區大勇路127號

 

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