台湾在住ブロガーのRie(@rieasianlife)です。
今回は、同じ台湾ブロガーの前さんからお誘いいただき、LGBTQ関連のスポットを巡るkkdayの特別観光バス「Color Taipei 彩虹觀光巴士」ツアーに参加してきたのでレポートです。
10月末に控えているLGBT Prideに向けたツアーで、日頃絶対いけない場所に行ったり説明をしていただいたり、ものすごく理解が深まりました!
参加したツアーはこちら(2020年の開催は残り10/29、30でもうすぐ終了)
何もかも特別な「Color Taipei 彩虹觀光巴士」
ツアーの出発点は、市政府駅4番出てすぐのこの観光バス乗り場。
通常の周遊バスも留まるんですが、今回は特別専用バス。
お昼の部と夜の部があるのですが、私たちは夜の部に参加しました。
そうこうしているうちに、やって来ました!!!!
こちらが特別ラッピングバス!
通常の観光バスは真っ赤なんですが、この特別車両はブルーです。
「Color Taipei 彩虹觀光巴士」の名前の通り、側面には虹と「2020 Color Taipei」の文字が。
Kkdayで予約後に送られてくるQRコードスキャンで搭乗。
今回のツアーは、臺北市觀光傳播局と台灣酷蓋とKKdayのコラボで、台北市あげての特別企画で、10月31日に開催されるLGBT Pride(同志驕傲月與同志大遊行)に向けての第一弾。
今回は通常の部に参加したんですが、最終2日間の10/29、30(17:00-20:00)はプロジェクトマッピング(彩虹燈光投影秀)が見れる特別ツアーになる予定です。
もう日付がないですが、気になる方はKkdayサイトから予約↓
また、乗車するとこんなノベルティもいただけました!
台湾観光局のタグ付特別仕様の「漁師網バッグ」♪
中には、
- 台北レインボータオル
- 台北市政府キャラクター「熊讚 BRAVO」の美顔パック
- イラストレーター「厭世動物園」とのコラボシール
- LGBTQの歴史やイベントが知れる冊子
- 台北xLGBT PRIDEコラボストラップ
が入ってました。
このタオル可愛くてすごく目立つので、ツアー中の写真映えにも最適です♪
そして何より、特別なのはドラァグクイーン(中国語では、變裝皇后)の「郭濬瑋(女王)」がガイドしてくれること!
初めて生で本物のドラァグクイーンに会いました。
その抜群のスタイルと美しさに惚れ惚れ・・・。
ツアー中は女王のガイドだけでなく、お客さんをいじりつつ(笑)一人一人に当てられる質問タイムなどもあって、ドラァグクイーンという職業や彼女の生活について知ることができました。
他にもLGBTQのYouTuber「夫夫之道」「阿卡貝拉」や今回コラボしているイラストレーター「厭世動物園」がガイドする回もあったようです。
YouTubeでも紹介してるので、動画でもどうぞ^^
今回巡ったLGBTQ縁のスポットをご紹介!
前置きが長くなってしまいましたが、ここから今回回ったスポットをご紹介!
どこも日頃生活している中では、気づかなかった場所ばかりで、新しい発見ばかりでした!
市政府前
まず最初は、今回のLGBTPRIDEの出発点となる「市政府前」。
去年は西門町に搭乗したレインボーロードですが、今年は市政府前にもできていました!
台北101と市政府とレインボーロードを同時に写真に収めました!
ここで少しだけLGBT Prideについてご紹介。
2003年に始まったLGBT Pride(同志遊行)は今年2020年で18年目。
最初は2000人から始まったイベントでしたが、去年の2019年は20万人を突破した、アジアで最大のイベントです。
さらに2019年5月にアジア初の同性婚合法化を成し遂げた台北市は誰もが認めるLGBTQフレンドリー都市です。
台北市信義區市府路1號(Googleマップ)
晶晶書庫
そんな2003年に始まったイベントですが、その一番最初に協賛し、火付け役となったのは公館にある「晶晶書庫」。
台湾で一番最初にできたLGBTQ専門雑誌や書籍、雑貨を扱う書店で、かつ台湾で一番最初にレインボー フラックを掲げたお店。
晶晶という名前は、レインボー フラックの6色になぞらえて、6種類の太陽を表していて、それぞれが違う力を持っていることから来ているそうです。
1999年1月1日創業からずっと国内外のLGBTQの方々を受け入れて来た場所で、店内はピンク色!
店主さん曰く、ピンクは女性のイメージもあるけれど、違う意味を持たせて、概念を変えたいとおっしゃってました。
安心して帰ってこれる家のような雰囲気にしたかったそうです。
台北市羅斯福路3段210巷8弄8號1樓(Googleマップ)
228公園
228公園も実はLGBTQ関連で欠かせないスポットの一つだとツアーに参加して初めて知りました。
昔、二二八和平公園(旧台北新公園)は、雰囲気も良いし、暗いので、当時あまりオープンにできなかったゲイカップルたちの夜のデートスポットだったそうです。
しかし、1997年「常德街事件」という40人以上のカップル達がデートしていただけで警察に連行された事件が起こりました。
そんなことがあったとは・・・!
台北市中正區(Googleマップ)
この辺りから、日が暮れて良い感じに暗くなって来ました。
2階建バスで走る台北市内も涼しくて気持ちがいい〜!
西門紅 樓小熊村
続きましてやって来たのは、西門町。
西門町のLGBTQスポットといえば、やっぱり「西門紅樓」の裏のゲイバーストリート!
この小熊村は、数年前に台湾で初めてレインボーフラックを掲げてここで営業を始めたカフェバーで、どんどん関連の店が増え、現在ここに並ぶ全てのカフェバーは、連日ゲイ達で賑わっています。
以前、私も会社のイケメン男性の先輩と行ったことがあるんですが、先輩は色目光線を浴びていたようでした笑
他にも外国の方やゲイ以外の方々ももちろん集まり、性別関係なく楽しめる夜のスポットの一つです。
台北市萬華區成都路10巷56-7號(Googleマップ)
六號出口彩虹步道
西門町といえば、こちらも欠かせないLGBTQスポット。
西門町駅6番出口出てすぐの場所で「西門彩虹步道(西門レインボーロード)」と呼ばれています。
2019年10月にできたこの6色のレインボーロードは、去年のLGBT Prideを記念して同様に台北市が作ったもの。
現在では、インスタ映えスポットとしても有名です。
MRT西門町駅6番出口の目の前のロータリー
Aniki 三溫暖
続きまして、今回私が一番眼から鱗(使い方あってる?)な場所、男性専用サウナ「Aniki」。
しかも、驚いたことにここはよく観光に来る寧夏夜市の地下!全然知りませんでした!
ここは通常、男性のみが入場を許される女人禁制!の出会いの場です。
今回は、より理解を深めて欲しいと、お客さんが入っていない時間帯に、女性のツアー参加者も見学させていただきました。(ただし、入れるのは18歳以上)
店内も特別に撮影可能でしたが、真っ暗なので写真に写すことができず汗
まず、オーナーさんからこのサウナの説明を受けました。
ANIKIは80年代に開始したサウナで、歴史的背景から今まで109回警察に立入検査に入られたことがあるとか。(もちろん、施設には何の問題もなく安全、合法です!)
知名度もあるらしく、一緒に行った前さんも「ここはゲイ界隈では有名なお店だよ」と言ってました。
こういう施設日本にもあるの?と前さんにも聞いてみたんですが、結構あるらしい。
それとガイドの女王も言っていたんですが、ここで出会った人は、お店の外では他人の振りをするっていう文化もあるらしい。
本当に未知の世界だ・・・!普段知ることのない空間と文化に興味津々で話を聞いていました。
台北市大同區寧夏路11號B1(Googleマップ)
Wonder Bar
最後は、レズビアン達が集まるバーで軽食。
ゲイバー同様、レズビアンバーも行ってみたかった場所の一つ。
ここもまさか兄弟飯店の近くと何度も店の前を通ったことがある場所にありました。
本当、意識してないと気付かないもんなんですね。
広い店内は清潔感のあり、明るいカウンターでいい雰囲気。
スタッフの方もかなりのイケメン女子で、ポーッと魅入ってしまいそうなほど、かっこよかった・・・!
軽食プレートもすっごく美味しかった!
メニューも見たんですが、お酒メニューの他にパスタなどの食べ物メニューもあったので、お酒が飲めない人もご飯がてら楽しめそうです。
(バーなのでお酒は少し飲めた方が良いですが)
お店からのショットのサービスもいただきました。
結構強めのフルーツリキュールで美味しかった♡
金曜か土曜だったらそのまま飲み続けたのに、残念!
台北市松山區復興北路183號1樓(Googleマップ)
参加してみて全体の感想
今回、嬉しいことにこんな興味深いイベントに誘っていただき、今まで以上にLGBTQについての理解が深まりました。
台湾に来るまで、同性愛の友達や職場にカミングアウトしているかたなどはいなかったので、考える機会すらあまりない環境にいました。
台湾に来て、同級生にゲイの友達がいて、初めて自分ごととして考え始めたのは確かです。
でも周りにそんな友達が増えるにつれて、何というか、あえて気にするなんてことがなくなって来ました。
もしかしたら、私の周りがそうなのかもしれないですが、同性愛だからって何?あえていう必要ある?という認識が年々強くなって来ている気がします。
テレビでよく見る「Theゲイ!」っていう感じの方も少数派なんだなっていうことにも気付いたからかも。
みんなただ好きな人が同性だったってだけで、友達間の関係性に何も変わらないのだもの。
やばい、ちょっと書きすぎました笑
続きは、LGBT Prideのレポート記事で書きますね(笑)
とにかく「知らない」って損だなと思いました!
こんなにエキサイティングで優しい場所がたくさんあることを知らなかったなんて!
今年のツアーはもうすぐ終わっちゃいますが、来年以降もまた開催されたら、是非行ってみてください!
今回の「Color Taipei 彩虹觀光巴士」ツアーの詳細はこちら
※注意事項:中国語ができない方、いじられるのが苦手な人はちょっとつらいかも。
また、誘ってくれた台湾ブロガー前さんの参加レポートはこちら
台湾に来たくても来れない、恋する&恋したい台湾迷達へ!
Kkdayで新宿出発・東京駅着の「縁結び!台湾文化体験 日帰りツアー」もありました♡
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