今年もやってきました農暦の5月5日の「端午節」
台湾では端午節のシーズンになると「粽子(チマキ)」を食べる風習があります。
風習について詳しくはこちらで紹介していますので、合わせてご覧ください。
この時期になると様々な具が入った粽が売り出されます。
場所によって具の内容が違うので、すっごく楽しいですよ!
毎年この時期に友達を集めて、粽の食べ比べ大会を開催しています。
今年も8種類のチマキを食べましたので、ご紹介いたしますー!
台北で粽を買うなら「南門市場」
南門市場は現在移転しています!
店舗はさほど変わらないと思いますが、行かれる場合は場所にお気をつけください!
↓↓↓ 新住所 ↓↓↓
南門市場
時間:7:00 – 18:00(月曜休み)
住所:台北市大安區杭州南路二段55號
↓↓↓ 以下は移転前の様子です ↓↓↓
台北で粽が集まる市場といえば「南門市場」です!
MRT中正紀念堂駅2番出口でてすぐです。
いつもは入り口付近は空いているのですが、この時期になると、出店が店の外にまで出て、プチ旧正月なみに人があふれ出します。
狭い市場内がさらに狭くなります。
入ってすぐ粽が山積みされて賑わいを感じることが出来ます。
市場を入って奥、日頃はお惣菜屋さんが並んでいるエリアが、この時期は粽屋さんに変わります。
こんな感じで、所狭しと粽が山積みされています。
上から吊るしてある粽は台湾っぽいですね!
お馴染みの三角形の粽ですが、これは甘い粽「鹼粽(ジェンゾウ)」。
こちらは長丸い粽。
今年の粽はこの8種類!
いよいよ友達の家に集まって、ちまきの食べ比べ大会!今年の粽はこの8種類です。
- 北部粽(北部チマキ):合興
- 南部粽(南部チマキ):合興
- 香菇蛋黃粽(椎茸と卵黄のチマキ):合興
- 客家粿粽(客家餅チマキ):立家
- XO醬粽(XOジャンのチマキ):立家
- 花生粽(ピーナッツチマキ)
- 鹼粽(甘いチマキ)
- 豆沙鹼粽(こし餡入り甘いチマキ)
それでは一つづつご紹介します!
北部粽(北部チマキ)55元:合興
台北で一般的なのが「北部粽」
具材を先に炒めて、お米もある程度まで火を通し、最後に全てをまとめて竹の葉に包んで蒸します。
そのため、さっぱりした食感でベタつきが少なく「おこわおにぎり」という感じです。
角煮などの大きな具は入っていませんが、海老がたくさん入っていて、塩気も効いてました。
材料:椎茸、干しエビ、栗
南部粽(南部チマキ)55元:合興
続きまして、南部粽。
台湾人にも南部粽派か北部粽派か分かれます。
それほど、南部と北部は具材や作り方、食感が違います。
南部粽は生米から竹の葉に包んで、蒸し米状態にします。
そのため、北部粽よりもかなり水気が多く、ベタベタしています。
南部粽の特徴は、具材が豪華なこと!大きなお肉がどーんと入っています。
材料:豚肉、椎茸、干しエビ、ピーナッツ、油ねぎ
香菇蛋黃粽(椎茸と卵黄のチマキ)65元:合興
次は、椎茸と卵黄のチマキ。
椎茸のだしが効いてる粽絶対美味しい!という想像で購入しました(笑)
椎茸メインだと思ってたんですが、中にお肉も入っていて食べ応えがありました。
これも味が濃くて、とっても美味しかった!
今回食べた粽の中で2番目に人気でした。
材料:豚肉、椎茸、卵黄
客家粿粽(客家餅チマキ)55元:立家
こちらは、客家(ハッカ)民族の粽。
他のチマキは、粒のあるお米のおにぎりなんですが、客家は郷土料理の「おもち」で具を包んだ粽です。
半分に切ってみると、中に肉まんの具のようなものが詰まってました。
椎茸やお肉などなど、ぎっしり入っていました。
材料:もち米、ひき肉、切り干し大根、椎茸
XO醬粽(XOジャンのチマキ)95元:立家
今回購入した粽の中で一番高級の変わり種粽「XOジャン粽」
みんなで食べるのでちょっと奮発してみました。
中には、ホタテ、角煮、卵黄などなど、本当に豪華!
7人で食べ比べをしていたのですが、一番美味しかった粽はほぼ全員一致でXOジャン粽でした(笑)
材料:ホタテ、豚肉、卵黄、椎茸など
花生粽(ピーナッツチマキ)35元
台湾といえばピーナッツ!
もちろんピーナッツのちまきもあります。
具はピーナッツのみです。
味も塩でしか味付けされていないので、お米とピーナッツの甘味しかありません。
これは、沙茶醬や粽のタレを付けて食べるタイプです。
材料:もち米、ピーナッツ
鹼粽(甘いチマキ)30元
こちらはデザート!甘いチマキ「鹼粽(ジャンゾン)」です。
九州の郷土料理「あくまき」と似ています。
粽は厄除けの意味もあるのですが、この甘い鹼粽はお供え物によく使われるそうです。
また金運を上げるとのこと♪
もち米でできてはいるのですが、具はなく、透明に近い少し硬めのゼラチンゼリーのような食感です。
また味付けされていないので、味がありません。
このままじゃ美味しくないので、砂糖をつけて食べます。←砂糖を入れるとかなり絶品スイーツになります!
材料:もち米、調味料
豆沙鹼粽(こし餡入り甘いチマキ)35元
こちらは鹼粽のこし餡入りバージョン。
鹼粽と同じお店で購入したのですが、あんこが入っているからか、少し硬めで粒が残っていました。
こちらは甘さがついているので、何も付けなくても美味しいかったです。
材料:もち米、こし餡、調味料
以上、全8種類の中華チマキ食べ比べでした!
まとめ
今回選んだ8種類は基本の粽たちで、まだまだ、たくさんの粽があります。
個人的には、北部粽か南部粽かと言われたら、私は「南部粽派」です。
そういえば、中華チマキって日本で食べたことありますか?
実は、熊本出身の私は、食べたことがありませんでした。
チマキといえば、白い片栗粉で作られた細長い竹で包んであったチマキ。
思えば、私が人生初めて食べた中華チマキは熊本の鶴屋に入っていた「鼎泰豐」でした。
ちなみに「鼎泰豐」のチマキは、大きな角煮がどーんと入った「湖州鮮肉粽」。
鼎泰豊の中で、小籠包よりも私は好きなメニューです。
ぜひ食べてみてくださいー!
また、私は台湾大好き人間なので、かなりテンションのあがる粽食べ比べですが、台湾人の友達たちは、あまり興味がなさそうでした(笑)
むしろ、ご近所からもらう粽で1週間粽三昧になったり、お母さんが粽をお弁当に入れられた思い出があるらしく、粽には苦い思い出があるようです笑
今回、付き合ってくれた皆さまありがとうございましたw
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