初めて行った場所では、各地のご当地お菓子を必ずお土産に買おうと思っているお土産ハンターRie(@rieasianlife)です。
先日、虎爺の聖地巡礼に嘉義の新港という街へ行ってきたんですが、そこでお土産を探していたところ探し当てたのがこの「新港飴」。
今回は、この聴きなれないお菓子についてご紹介しますー!
新港についてはこちらの記事もどうぞ
【嘉義:新港】虎爺を求めて高雄から新港へ聖地巡礼に行ってきた!
新港飴って????
起源は、清の時代、光緒年の時、民雄の江厝地区に住まれていた民雄、新港一帶で販売していた盧欺頭という飴屋さん。いつもは手作りの「麥芽糖」や「土豆糖」を売っていたんですが、その日は雨が降って販売予定だったピーナッツ飴が柔らかくなってしまいました。
それを再利用して何かできないかと、柔らかくなったピーナッツ飴と餅米粉(麥芽糖という説もあり)を混ぜて作ったのが新港飴の原型となる「鳥鼠仔糖」。それから、今まで見たことのない飴ができたと人気を集めたそうです。
まるでネズミに似てることから「鳥鼠仔糖(老鼠糖)」という名前がつきましたが、あまり良い名前ではないので、後に「雙仁潤」という名前に改名しています。(皮を剥いたピーナッツが割った状態が飴の中に入ってることから命名)
1891年、農曆3月23日の新港媽祖廟のお祭りの際にこの「雙仁潤」を振る舞ったところ、美味しいと話題になり、さらにどんどん人気になっていきます。
その後、盧欺頭さんは、清光緒17年 (1801年)に民雄から新港へ引っ越してきて、媽祖廟の東側に木製の小屋を建てて「金長利」という名前でお店を始めました。(現在でも金長利はあります)
日本時代に入ると日本にもたくさん輸出されたようで、「新巷飴」「新高飴」とも呼ばれ、日本莫子大賞でも入選しています。
正美香について
今回、購入してきた「正美香」は、その「金長利」から派生したブランドです。
「王美香」の創業者の周甲乙さんは、元々は新港飴を開発した金長利で職人をされていた方。民国35年(1946年)に金長利から分かれて独立されたそう。
そのため、パッケージに記載の通り、100年以上作り続けている飴とあるわけですね。独立されたブランドではありますが、それでも超老舗で現在は4代目が後を継がれているみたい。(次に新港に行った時は金長利も買いたいな)
これが王美香の新港飴!
これが今回購入してきた王美香の新港飴!
- 新港飴 100元
たくさんの種類のフレーバーがあって、今回買ったのはピーナッツ味になります。
パッケージには、真ん中にどーんと新港を支えている媽祖廟「奉天宮」イラストが描かれています。右左にあるロゴも可愛いですよね。
日本に輸出していた歴史もあるからか日本語で「シンコウアメ」という記載もあります。
今回購入したピーナッツ味の成分表(全部記載してある中でフレーバーにマジックチェック入れてる形式便利だわ)
1袋結構入ってるんですが、111キロカロリーしかないのびっくり!
思ったよりも結構ヘルシーだ。
袋を開けた瞬間にふわあああっとかおるピーナッツの香り。
手作りのため飴のサイズや形が全て違います。
硬めのハイチューやヌガーに近い食感で、冷蔵庫から出してすぐだと硬くて噛みきれません。
少し常温に置いておいた方がもしかしたら食べやすいかも。
ピーナッツを買ったからか、中にピーナッツの粒も入っていて、甘い飴だけじゃなく、コリコリとした食感も楽しめます。ずっと舐めて口の中をコロコロさせて優しい甘さを楽しむのもよしです。
もし、新港に行かれる際はお土産で買ってみてくださいー。
新港飴って、蝦皮では販売されてるみたいだけど、実店舗は新港以外で販売されてるのみたことないかも。
正美香のアクセスと詳細
正美香 新港飴(Facebook、蝦皮)
時間 9:00〜19:30
住所 嘉義縣新港鄉新民路64號
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