【イベント】青い列車が2023台湾文博会で期間限定復活「藍皮文博号」に乗車してきたよ!

文化・アート

*本ページにはプロモーション内容が含まれています。 

台湾クリエイターも多く追いかけて日夜課金に余念がないRie(@rieasianlife)です。

年一回開催されている台湾で最大規模のクリエイティブ産業の祭典「台湾文博会(CREATIVE EXPO TAIWAN)」!

毎年楽しみにしているイベントなんですが、2023年は9月22日〜10月1日の10日間に台北開催ということで、

いつも以上に盛り上がっています。(去年は高雄開催でした)

残念ながら今年は高雄に引っ越してしまったため、本番会場には駆け付けられなかったのですが、

開幕前に行われた特別列車「藍皮文博号」のプレス乗車ツアーには参加することができました。

今回は、そのプレスツアー開幕式とその様子をご紹介します!!!

ものすごい貴重な体験をしてきました!

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2023 台湾文博会(CREATIVE EXPO TAIWAN)について

引用:公式プレス資料より

入場は無料で、今年の会場は以下の5か所をメイン会場に展開されます。

  • 中華⺠国空軍総司令部(空総)跡地「空総台湾当代文化実験場(C-LAB)」
  • 国家鉄道博物館籌備処(=準備処)
  • 松山文創園区と華山 1914 文創園区
  • 花博公園争艶館

今回の見どころの一つが1935 年に台北機廠(鉄道工場)だった「国家鉄道博物館籌備処」!

松山文創園区そばにあり、2015年に台北機廠全エリアが国定古跡に指定され、

2018年に国家鉄道博物館籌備処として生まれ変わっています。

もし、2023年は9月22日〜10月1日の10日間に台北にいらっしゃる方は、この各ブースを覗いてみてください。

夜にはプロジェクトマッピング(17:30〜20:00、C-LABにて開催:PR動画)などのイベントも開催されており、

今年の地方館は「台南」と「澎湖」らしいですよ。各地の文化も感じてみてください。

 

引用:公式プレス資料より

個人的にいつも気になっているのが、国内のアーティスト、ブランド、イラストレーターが一堂に会し展示即売会。

今年のタイトルは「臺灣特有種Taiwan Unique Spirit」。

台北開催ということもあり、台北を拠点にしているクリエイターが多く参加されているようです。

特に!私が好きな犬系のイラストを描かれるイラストレーターさんが数多く参加されているようで、いきたかった><

 

2023 年台湾文博会 CREATIVE EXPO TAIWAN公式サイトFacebookInstagram
主催:台湾文化部
総合プロデュース:社計株式会社 呉漢中
期間:
文化キュレーションエリア(空総台湾当代文化実験場、国家鉄道博物館籌備処 9月22日〜10月1日)
IP(知的財産)ライセンス授権エリア & 文創ブランドエリア(華山1914文創園区、松山文創園区、花博公園争艶館 9月26日〜10月1日)

 

開幕式の様子

 

9月9日〜9月17日には「藍皮文博号ー文化を知る、藍皮の記憶」ツアーが台湾鉄路宜蘭線を期間限定で行われました。

体験ツアーはもう終わってしまった(というか販売されたチケットも秒で売り切れたらしい)んですが、9月22日〜10月1日までの期間中、国家鉄道博物館籌備処の敷地内限定で「藍皮文博号ー藍皮ディーゼルカーDR2303 号」の無料乗車体験イベントが開催され、車両工場と⻄側軌道区の間を試乗することができるそうですよ。(試乗体験ご予約はこちら

今回は、9月9日に、列車の南港駅のホームで(!)行われた開幕式と乗車体験プレスツアーに参加してきました!

今回、ホームを貸切で行われ、列車好きには胸熱なイベントでしたよ。

 

 

今回のイベントの主役は、1970年代から1990年代に走っていた藍皮文博号というブルーの車体で緑のシートの列車。

又の名を藍皮解憂號とも呼ばれており、南部の屏東-台東の短い期間のみを走っていた列車。

今はすでに通常路線では走ってはおらず、特別列車やイベントでしか乗ることができません。

今回の開幕式では、この電車が登場した映画「看海的日子(1983年)」の主演女優の陸小芬さんも参加され、

電車の民謡「丟丟銅仔」を歌手の許景淳さんが歌い上げるとっても賑やかで楽しい開幕式でした。

 

 

会場では、藍皮解憂號として販売されているグッズも並べてありました。

ブルーをベースとした綺麗な爽やかな色のグッズが多くて素敵でした!

このグッズは、藍皮解憂號のツアーを管理している雄獅旅遊(LIONトラベル)にて販売されてるので、

欲しい方は公式ショップ雄獅嚴選( https://www.lionselect.com/ )を見てみてください。

 

列車の旅へ!

 

文化部長や交通局の皆さんのスピーチも終わり、いよいよ出発!

とっても素敵だったのが、このハンドベルを持って開幕の合図を鳴らしたこと!

チリンチリン〜〜!と大きなカネの音がホーム全体に響き渡りました。

 

 

ツアーは、運営されるLIONトラベルのスタッフの方々が電車の特徴や豆知識などを

楽しく解説やクイズ大会などをしながら進んで行きました。

こういう解説を聞けるのとっても嬉しいですよね!

 

気になる列車の様子

 

ではここから、ちょっとディープな電車好きの方のためのご紹介スタート!

貴重な電車にせっかく乗せていただいたので、詳細まで写真たくさん撮ってきましたよ!

もし、台北にいらっしゃる方は、

國家鐵道博物館籌備處で展示されている本物をみてください!(藍皮文博号の乗車体験の予約はこちら

國家鐵道博物館籌備處では体験乗車だけじゃなく、当時の写真や道具類、模型などが展示されていますよ。

 

 

今回の列車は4両編成で、先頭はこのオレンジ色の車体が引っ張ってました。

オレンジ部分には「E416」と記載されており、

今回運転手されていた方も若いお兄さんで、嬉しそうにウキウキ運転されていたように見えました。

 

 

こちらは、4車両目のお尻の部分。

この赤い部分は光るのでしょうか?

 

 

今回乗車したのは「35SPK32717型」の普通快速客車。

調べたところによると、日本製で新潟鉄工、近畿車輛、富士重工が製造しているようです。

100車両生産されたらしいんですが、現在台湾鉄道が所有しているものは

35SPK32717、32757の2車両のみのようです。

今回は特別イベントのため「開往宜蘭」と書かれているように、

南部しか走らなかったこの車両が初めて北部の南港ー宜蘭を走ります。

 

 

車両の1つはこんな感じで博物館資料展示になっています。

「看海的日子 A Flower in The Raining Night(1983年)」「戀戀風塵 Dust In The Wind(1986年)」で使われていた当時の撮影風景にしっかりと電車の外観と内観が映っていました。

ちなみにこの2つの映画はどちらも歴史的にも貴重な映画なので、もし機会があれば見てみてください!

個人的には特に気になってるのが看海的日子。

台湾語が禁じられていた時代で作られた中国語版だけでなく、台湾語版のある映画。

当時、禁止されつつも南部で台湾語版を放映したところ大盛況になったなんていう逸話がある映画です。

逸話についてのドキュメンタリーを見つけたので、もし中国語がわかる方はどうぞ。
《看海的日子》《桂花巷》以台語版重回大銀幕! [ 被掩崁的台語電影 ] 2023.07.09 台灣記事簿 第198集

 

 

ツアーに参加すると、2023 台湾クリエイティブ・エクスポとコラボした

こんなスタンプ台紙と記念の厚紙の切符(硬券)ももらえました。

 

 

資料展示の車両は椅子も取り払われて、すっきりした空間。

 

 

ここは一般車両の左右に横に緑色のソファーが並んでいる車両。

通常の列車はクーラー列車なので、窓は密封されているものがほとんどなんですが、

この列車はクーラーがないので、窓を自分で開けることができます。

窓の淵のところをよく見ると、引っ掛けるところが数か所あり、高さ変えて外の風の流入を調整できます。

バーロック?を握って、良いしょっと窓ガラスを上下するのなんだか懐かしいですよね。

 

 

暑い台湾でクーラーなしはつらいのではと思いましたが、

天井にたくさん設置されていた扇風機がものすごく強くて涼しい!!!!!

ちなみにこの扇風機も窓の脇にスイッチが一つ一つ設置されており、自分でON/OFFできます。

 

 

こちら、車両と車両の間の部分を横向きに見た写真。

止まっている時に撮ったんですが、シュンシュンと走っている途中でも行き来できる空間で、足を踏み外しそうで少し怖かったです笑

 

 

ここは對座(指定席)の車両。

指定席の座席シートは縦並びになっていて、このシートはクルリと回して4人席にすることもできます。

みんなで旅行してる気分になって楽しかったです。

 

 

この藍皮文博号に乗れるのは予約チケットをGETできた人だけ!

たくさんの撮り鉄の方々が羨ましそうにカメラをいたるところから構えていたので、

通るたびに撮影者の方々に中から手を振る遊びをしてました。

ちびっこ撮り鉄もいてすごく可愛かったです。

 

 

また、今回の台湾の北西部の南港ー宜蘭を走る路線なので、海沿いの路線。

この日も天気がすごく良くて、亀山島が綺麗に見ることができました!

亀山島が見えるポイントになるとスピードも落としてくれて写真を撮ったり、風景を眺めたりしやすくしてくれました。

窓から入ってくる海風がとっても気持ちよかった!!!

 

見逃せないのが特別な駅弁!

 

今回の 2023 台湾文博会(CREATIVE EXPO TAIWAN)に合わせて作られた「鐵博特色便當」がまた見逃せません!

パッケージも藍皮文博号と同じ綺麗な青色で窓からおかずが見えるデザインになっています。

 

 

「鐵博特色便當」は国家鉄道博物館と台湾鉄道局がコラボレーションして作ったもの。

このお弁当が特別なところはパッケージのデザインだけではありません!

北部の駅弁を作っている2大レストラン「臺北鐵路餐廳(台北鉄道レストラン)」と七堵の「車勤服務部」の2社が協力製造。

それぞれの一番人気のメイン「紹興雞腿(鶏肉の紹興酒漬け)」「櫻桃鴨(燻製の鴨肉)」両方が入っています。

さらに、筊白筍(マコモダケ)、豆苗など季節の野菜、煮卵、タロ芋のデザートが入っていてお腹いっぱいになりました。

 

 

裏には、藍皮文博号の詳細や歴史が書かれています。

このお弁当は、列車に体験乗車しなくても、クリエイティブエクスポ開催中の9月22日〜10月1日のお昼のみ、数量限定で、國家鐵道博物館籌備處(台北市信義區市民大道五段50號)にて150元で販売されています。

 

参加した感想

 

今回、ご縁をいただき、こんな特別な列車に乗車させていただくことができました!

濃いめの群青色に近い綺麗なブルーの車体は、日本製ということもあり、なんだか懐かしい雰囲気。50年以上前に走っていたとは思えないほど、色合いや洗練されたデザインで、現在はなかなか乗ることができないのが惜しい車体でした。

また、今回は私だけでなく、台湾在住のしばらく会っていなかった方々と一緒の取材だったので、皆さんとの久しぶりの再会と会話と列車の旅を楽しみました。風と音と雰囲気と、なんだか遠足にみんなで行っているようで終始楽しい時間を過ごせました。

日頃は新幹線で台北ー高雄をビューンと往復することが多いですが、列車でゆっくり旅するのも良いですよね。

試乗体験はこちらから予約できます!

 

 

2023 年台湾文博会 CREATIVE EXPO TAIWAN公式サイトFacebookInstagram
主催:台湾文化部
総合プロデュース:社計株式会社 呉漢中
期間:
文化キュレーションエリア(空総台湾当代文化実験場、国家鉄道博物館籌備処 9月22日〜10月1日)
IP(知的財産)ライセンス授権エリア & 文創ブランドエリア(華山1914文創園区、松山文創園区、花博公園争艶館 9月26日〜10月1日)

 

当時の様子はYouTubeでも紹介してます!

 

 

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